2026/07/07 Tue
生活 食
カフリンのおやつ

こんにちは。JICA海外協力隊の佐藤あつみです。
私は今、助産師としてカフリンという街で活動しています。
カフリンは首都のダカールから車で5-6時間ほど東にあります。内陸にあるカフリンは、乾季の時期はものすごく暑いです。あまりに暑いので、現地の友人達に「セネガルで一番暑いのはカフリン?」と聞くのですが、みんな「タンバクンダのほうが暑いよ」と言います。タンバクンダはカフリンよりさらに内陸にあるので、内陸に行けば行くほど、暑いんでしょうね。
カフリンは一応カフリン州の州都ですので、それなりに都会なのかなあとは思います。えり好みしなければ、生活に必要なものは手に入りますし。概ね、カフリンの生活に満足しています。
もし、満たされないものがあるとしたら、甘いもの、ですね。
甘いもの、食べたいですよね。クリームたっぷりのシュークリームとか、濃厚なチーズケーキとか、あんこの入ったたい焼きとか。。。こちらでは品質管理が難しいからか、冷蔵が必要なスイーツ系は見ません。
それでも、カフリンにもお菓子はあります。今日はそれをいくつかご紹介したいと思います。
まず、ソウ。ゆるめのヨーグルトです。街にはこのソウを売るお店がいくつもあります。店ごとに違いはありますが、基本的にすごく甘いです。そのまま食べてもよいですが、セネガルの人たちはチェレに混ぜて食べるのが好きです。チェレとはドゥグプと呼ばれる雑穀(トウジンビエというものらしいです)をクスクスのように加工したものです。チェレには独特のくせのある風味と酸味があり、甘いヨーグルトとよく合います。上の写真のように、ビニール袋に入れて売ってくれます。これは100FCFA(約30円)でした。

次にベニエ。いわゆるドーナツですね。道端や市場の片隅で、女性たちが鍋を火にかけながら揚げたてを売っています。作り手によって特徴が様々で、好みのベニエを探すのも楽しいです。固めのサーターアンダギーみたいなものもあれば、ふわふわやわらかめのものもあります。スパイスもそれぞれ工夫を凝らしていて、クローブであったり、バニラであったり、レモンであったり。ココナッツをまぶしたものもあります。丸っこい一口大の大きさのものが多いですが、こぶし大ほどの大きなものもあります。私は、固めでちょっとスパイスが効いているのが好きですね。
ベニエも小麦粉を使ったものと、ドゥグプを使ったものがあって、ドゥグプは口当たりが少しもさもさします。ちょっと酸味がありますし、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は好きです。上の写真のうち(あまりおいしそうに撮れなかったのですが…)、左側がドゥグプのベニエ、右側が小麦粉のベニエです。
ドゥグプを使ったお菓子では、ウォグというものもあります。チェレとピーナツペーストから作られたもので、黒糖蒸しパン?と思うような見た目をしています。ねっとりとした食感で、これもおいしい。ベニエは色々なところで売っていますが、ウォグはあまり見ません。いつも買っていた道端の女性が最近いなくて、現在入手困難です。さみしい。

あとはアタヤ。アタヤはセネガルのお茶です。濃く煮だして、
アタヤには独特の淹れ方があって、二つのコップを使います。片方から片方へ高いところから繰り返し注いで、表面に泡の層を作ります。きれいに泡立てるのが結構難しい。見た目は同じように泡立っても、私が淹れたアタヤは泡がすぐに消えてしまいます。一方、現地の友人が淹れたアタヤの泡は長持ちします。何かコツがあるのかなと淹れる所作を眺めていますが、習得には至っていません。
カフリンのおやつは素朴です。クリームやバターをふんだんに使うようなお菓子はありません。日本のケーキや和菓子が食べたくなることもあります。けれど、日本に帰ったら、この素朴なおやつを恋しく思う予感がしています。
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