JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

地域のみんなと取り組む健康づくり

現在、ソロモン諸島で看護師として活動し、NCDs(非感染性疾患)の予防に取り組んでいます。高血圧や糖尿病などのNCDは、この国でも大きな健康課題となっています。一方で、健康診断や健康教育を受ける機会は限られており、自身の健康状態を知らないまま生活している人も少なくありません。

そこで、病院や地域で健康スクリーニングや健康教育を実施しています。血圧や血糖値、BMIなどを測定するだけではなく、生活習慣を見直すきっかけとなるよう、啓発ポスターや体験型アクティビティを取り入れ、楽しみながら健康について学べる工夫をしています。

啓発ポスターは、文字だけでは伝わりにくい内容もイラストを用いることですべての人が理解しやすいように作成しました。また、クリニックや学校への掲示だけでなく、地域活動においても活用し、NCD予防のポイントをわかりやすく伝えています。

ポスター啓発のあとは、参加者に質問に答えてもらい、血管の状態がどのように変化するのかを学ぶ体験型のアクティビティを行います。「どの血管が健康であるか」「この生活習慣ではどうなるのか」など、自作の血管模型と血管シートを使用し、参加者との対話も交えながら進めることで、実際に体験し、楽しみながら動脈硬化への理解を深めてもらっています。

健康教育、健康スクリーニングで自身の生活習慣や健康状態を確認した後は、一人ひとりに合わせたアドバイスを行います。そして最後には、健康づくりを楽しく続けることを目標として、年齢や性別、運動経験を問わず、誰もが参加できるように地域住民とズンバをしています。明るく踊ることが好きな陽気なソロモンの人々は、音楽がかかると真剣な一方で、自然と笑顔が増え、毎度、会場は明るい雰囲気に包まれています。「運動は大変」ではなく、「楽しく続けられるもの」と感じてもらい、これからも地域の健康づくりの一環となればいいなと思い、日々活動をしています。

これらの活動を通して、少しでも健康への関心を高めながら、継続して取り組める環境づくりを目指して、これからも現地スタッフや地域住民の方々と健康づくりの輪を広げていきたいです。

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