JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

田中先生のソロモン通信#8【創立40周年イベント】

(写真:大型ナイフでココナッツを割る男子、キャッサバを器用に切る女子。)

日本人の目には「危ない!」と感じる作業ですが、こちらでは子どもたちが当たり前のようにこなし、まるで職人のようです。

学校創立40周年を迎える準備で校内は大忙しです。そんな中、子どもたちはピジン語で話しかけてくれ、「ワンピース」、「呪術廻戦」、「排球」などのアニメの話題で盛り上がりました。

さらに「おいしいから食べてみて」とココナッツの実を差し出してくれる優しさもありました。異文化の中で交わす笑いは、何よりの交流だと感じました。

前日の全校集会で「朝6時30分に大学に集合し、そこから学校までパレードします」と告げられました。

最後に「みなさん5時に起きてください」と先生が伝えると、子どもたちは大歓声。

私は隣の先生に確認すると「先生方は6時集合です」とのこと。

赴任2日目にして早くも試練が訪れました。

当日は冷や汗をかきながら4時に起きて現地へ向かいましたが、

集まっていたのは数人だけ…。

これが噂の「ソロモンタイム」。

結局出発は7時45分となり、1時間45分の待ち時間でした。けれど、その間に先生方や保護者と打ち解けることができ、なんと一人の先生からは、

「小学校の時、日本人の先生にお世話になったんだよ」と語っていただき、心温まる瞬間もありました。

ようやく出発すると、パトカーが先導し街は祝祭の空気に包まれました。沿道の人々が温かく手を振ってくれ、笑顔があふれる中を歩くパレード。

待ち時間の長さも忘れるほど、ソロモン諸島らしいゆったりとした時間の流れと、人々の優しさを感じる朝となりました。

パレードの後は隣のセンカンダリースクールの校舎へ移動。そこには大型スクリーンが設置され、迫力ある舞台が整っていました。年代別の子どもたち、先生方、地域の人々が次々と踊りを披露し、会場は笑顔と歓声であふれます。

保護者の方々が作った料理も販売され、私はキャッサバのココナッツプディング、魚の丸焼き、ライスの上にソーセージとチキンがのった料理を堪能。ボリューム満点で大満足でした。 ステージでは先生方のパフォーマンスに歓声が響き渡り、高校生のダンスで盛り上がりは最高潮に。

40周年を祝う熱気は途切れることなく歓声が絶えず響き渡り心に残るひとときでした。

(2026 1次隊 体育 北海道出身 田中 眞)

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