JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

田中先生のソロモン通信#4【便利ではないけれど心落ち着く生活~本当の自然の中での暮らしとは~】

(写真:放牧されている子豚)

1.野性的な動物たち

ここで出会う動物たちは迫力満点です。まずは飼い犬の「ブカ」。到着するとすぐに駆け寄り歓迎してくれました。暇になると「遊ぼう!」とアピールしてきます。時間をもてあました時は、鶏を真剣に追いかけ、鶏が屋根まで飛び上がり、そこで追いかけっこは終わります。

現地語で「ココラッコ」は鶏。ソロモン諸島では空飛ぶ足も速い筋肉ムキムキのアスリートのようです。

ジャングルを歩けば「ピグピグ」と呼ばれる子豚が突然登場。鼻で土を掘り返しながらミミズ探しに夢中で、その姿がなんともキュートです。

暇な時間はつい会いに行ってしまいました。

夜になると部屋でヤモリが「キュッキュー」と鳴きながら蚊を退治。日本の鈴虫やコオロギの声が恋しくなるけれど、ここではこれが自然のBGMです。

食事中に押し寄せるハエの大群もなぜか慣れてしまう不思議。

最後の日にはスコールの雨とともにカエルが乱入――自然のサプライズは止まりません。

(写真:ココナッツジュースを飲む筆者)

2.自然の中の日常

朝5時に起きて朝食の準備をしてくれます。昼からは夕食の準備。火を絶やさないようにココナッツの皮を燃やし続けると、煙が天然の蚊取り線香に。

食卓には畑の野菜、ジャングルのフルーツ、海の魚、そしてココナッツミルク入りライス。さつまいもの甘みは格別。

喉が渇いたときに飲むココナッツの水は最高のご褒美。

まるで「自然のカフェメニュー」が毎日並んでいるようでした。

(写真:雨水タンク)

3.やさしい雨水での生活

皿洗いは雨水タンクの水。

雨が降れば「そのまま置いておいて」と言われ、自然が食器を洗ってくれる。

シャワーは雨水のバケツ。水が切れればその都度水汲みをしなければならない。

けれどその雨水は肌にやさしく、心まで洗われるようです。

夜は電気がなく、太陽とともに眠り、太陽とともに起きる。

時間がゆっくり流れていく感覚は、日本では味わえない贅沢なリズムで特別なものでした。

ここでは「不便さ」さえも、心がときめく体験になっていました。

(2026-1次隊 体育 北海道出身 田中 眞)

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