JICA海外協力隊の世界日記

ソロモン便り

わたしのランチ

こんにちは!

COVID-19の影響による全隊員一時帰国後、2022年に派遣再開となり、

第一陣としてソロモンに赴任しました、子安です。

当初は、“赴任した国に隊員が自分しかいない”という珍しい経験をしましたが

今や20人ほどにまで増えました♪

仲間が増えて楽しくなってきたところで、協力隊活動も残すところ2ヶ月をき

りました。

今回は、食べられなくなってしまうのが名残惜しい、

ソロモンのローカルフードについてご紹介します。

雪国生まれの私には、雪や寒さが恋しくなることもある 常夏のソロモン

雨季と乾季の二季で、雨が多いか少ないかの違いしかないのに

おもしろいことに 時期によって採れる果物やナッツが異なります。

たくさんの種類のトロピカルフルーツやナッツ、

ココナッツを使用した料理など、魅力的なローカルフードがたくさんあり、

その中でも私がランチとして食べているお気に入りがこちら

ナンボ(写真1枚目右)とアリテ(同左)です。

(お皿に描かれているのは、ソロモンのNGUZU NGUZUです)

ナンボとは、ソロモン諸島テモツ州の名産品で、

ブレッドフルーツを細かくカットして乾燥させたものです。

熟しているものは黄色みが濃く、紅茶のような香りと甘みを感じられます。

アリテはナッツの一種で、初めて食べるときに地元の方々は「アーモンドのようなものだよ」と教えてくれました。中身は不思議なことに渦を巻いた層になっていて、天然ルマンドのような触感です。乾燥させた状態のものをマーケットで入手できます。

どちらも保存が効くので、予定が急に変わったりお昼ご飯を食べる時間がなくなったりした場

合でも、灼熱の炎天下でも痛む心配がないので、持ち運びに重宝します。

栄養的にも、ナンボの糖質・ビタミン・食物繊維に、アリテのたんぱく質と、

バランスがとれていると思います。

アリテとナンボがMixされて売られていることもあり、先人たちの知恵だなぁと感じます。

日本にあったらいいなぁと思うローカルフードは他にもたくさんありますが、

持ち帰ることができないものも多いので、今のうちにたくさん食して楽しんでいます。

いつか、輸入が始まったらいいなぁと願いつつ・・・





外出先で健康的な食事を入手することが難しいため、数少ない ローカルフードを提供しているRed Cross Caféにて、バランスのよいランチメニューを考案。

写真は、家からの夕景。

島全体が山がちな地形で家が尾根にあり、エアコンなどがない代わりに

窓が大きいので、家の中にいてもダイナミックな夕焼けに出会えます。

この景色を眺めながら夕飯の仕度をする贅沢な暮らしも、残りわずか。

(2022-7次隊:看護師 / 保健省 生活習慣病対策課 )

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