2026/10/22 Thu
人 小学校 活動
#44 普段の活動記録①~掲示物~

Mambo!(元気ですか!)2025年度2次隊、小学校教育隊員の松本花観です。
わたしはタンザニアのシハというところのサンヤジュウ小学校に派遣されています。普段は3年生の子どもたちに算数を教えたり、先生たちと教材を作ったりしています。今この記事を書いているのは、2026年10月11日です。わたしがタンザニアに来て7カ月半、研修を終えてサンヤジュウ小学校に赴任してからは6カ月と少しが経ちました。今回の記事では、この6カ月活動をする中で作成した教材についてお話します。まずは掲示物の紹介です。上の1枚目の写真は、「長さ」の単元で使用した教材です。「センチメートル」「ミリメートル」など長さの単位について学習しました。タンザニアの小学校では、子どもたちは一人一冊教科書がありません。そのため以前学習したことを好きな時にサッと見返すことが難しい状況にあります。そこで、教室の壁面にこういった掲示物を残し、過去に学習したことをいつでも見ることができるようにしておけば、必要な時や空き時間に復習できると考えました。そこで、赴任してから、学習した単元で重要なことについては毎回掲示物を作成し、教室の壁面に残していくようにしました。
上の写真は、「図形」の単元で作成した掲示物です。三角形や長方形など、図形の名前を覚えられるようにしました。
上の写真は、「分数」の単元です。1を基準としたとき、2分の1や3分の1がどのような大きさか、図を使って分かりやすいように表しました。
上の写真は、10の位、100の位など桁の言い方を書いたものです。この掲示物は、「足し算・引き算」の単元で使用しました。筆算を使った計算では、桁を揃えることがとても大切になるので、この掲示物を作りました。

続いて、上の写真は「時間の単位(時計の読み方)」の単元で使用しました。タンザニアの時間は日本や他の国の時間とずれた読み方をします。例えば朝の10時だと、タンザニアの時間の言い方では朝の4時になります。タンザニアの小学校の子どもたちは、逆にこのタンザニアの時間の読み方は分かりますが、日本や他の国が使う時間の読み方を知りません。そのため、その時間のずれを解説する表と、時計の長針や短針が何を表しているかを示す掲示物を作りました。
上の写真は、図形の単元の導入で使用したものです。日本の小学校の算数の教科書では、よく単元の初めにこういった単元と関係のあるイラストがあります。そのイラストを見て、単元に関わる内容を楽しみながら考えるきっかけにできます。日本の算数の授業の導入を思い出しながら、このイラストを描きました。タンザニアの子どもたちがより身近に感じられるように、タンザニアで有名なサファリでよく見られる動物たちをモチーフに、様々な図形の形をちりばめました。当日の授業では、「このイラストにどんな図形が隠れていますか。」と発問をし、イラストの中に隠れている図形を探してもらいました。質問を聞いて、子どもたちは「ハイハイ!」と元気に手を挙げ、見つけた図形の名前を教えてくれました。算数の授業が好きな子もいれば、苦手な子もきっといるだろうと思うのですが、こうして導入だけでも「楽しい!」と感じてもらえる機会になっていたら嬉しいです。
ライオンのイラストには「丸(円)」、道路標識のイラストには「六角形」「正方形」が隠れています。子どもたちは全てのイラストをじっくり見て、図形を探すことを楽しんでくれていました。
そうして作成した掲示物は、こんな風に教室の壁面に掲示しています。
こうして掲示しておくと、休み時間になにげなく見たり、学習したことを思い出しながら単語をぶつぶつ言ったり、いい復習の機会にしてくれています。地道な活動ではありますが、自分にできることをこれからも続けていきます。
それでは今回はこの辺で!
Tutaonana tena!(またお会いしましょう!)
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