JICA海外協力隊の世界日記

タンザニア便り

#19 教え子たちが来日!

Mambo!

元ダルエスサラーム体育隊員の四方田隆聖です。

タイトルにもある通り、帰国してから野球、ソフトボールを教えていた選手たちが大会やイベント等で来日しておりました!

まさかこんなにすぐに、しかも日本で会えると思ってもいなかったので非常にうれしかったです。

今回は来日していた時の様子を紹介できればと思います。

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野球は選手1名を約1か月の間、北海道の高校に受け入れていただき、日本の野球、学校生活を体験しました。

参加した選手は中学校を卒業したばかりの選手ですが、2023年の赴任直後から2年間、唯一ずっと一緒に練習を続けてきた選手でした。

(写真:私の左前赤いシャツに腕を組んでカメラを見ている選手)

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チームメイトが練習に来なくて、彼1人しかグラウンドにいないこともありましたが、それでも一生懸命練習に取り組む選手で、いつかは日本でプレーをしたいという夢があり、その思いが受け入れてくださった学校関係者の方に伝わり、来日することができました。

初めての日本で、慣れない環境や文化、毎日練習をする練習スタイル、また、野球のレベルの高さに非常に驚いておりましたが、無事にプログラムを最後まで終えることができました。

来日中に組まれていた練習試合では先発ピッチャーとして出場し、勝利投手になることもできました。

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またいつか日本でプレーできるようにもっと練習をしなきゃいけない、タンザニアに帰ってタンザニアの仲間たちにもこの経験を伝えたいと帰国をしました。

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6月末にはUTSUGI CUPという群馬県高崎市で開催されたソフトボールの国際大会に招待され、女子ソフトボールチームが来日しました。

大会の詳細はこちらから。【UTSUGI CUP 2025_日本ソフトボール協会】

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今回で2回目の大会で、前回は2023年に開催されました。前回大会も参加したのですが、全試合完全試合コールド負けという結果でした。

今回は、まずはヒット1本、そこから得点も取りたい、と目標を立てて練習に取り組んでいました。

大会の参加は日本、イタリア、シンガポール、ドイツ、ボツワナ、タンザニアの全6チーム。

初日に2グループに分かれた予選リーグを行い、2日目に順位決定戦というスケジュールでした。

予選リーグは日本、ドイツと同じグループでした。残念ながら日本戦は17-0で負け、ドイツ戦も16-0で負けと、得点ができず5位決定戦に進むことになりました。

5位決定戦では同じアフリカ地域のボツワナと対戦。試合は時間制限があり6-6で終了しましたが、抽選の結果5位という形で大会を終えました。

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目標としていたヒット、得点も取ることができ、かつ抽選ではありましたが国際試合で初めて勝つことができました。

まだまだ世界との壁はありますが、今回の経験を今後のタンザニア野球、ソフトボールに活かしていってほしいと思います。

もしまたチャンスがあれば、次は抽選ではなく試合に勝つ姿が見れたらと思います。

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また、9月末から10月にかけても別のプログラムがあり、選抜された野球、ソフトボールの選手たちが1週間ほど来日しておりました。

高校生徒の交流や、プロ野球施設の見学、練習などを行いました。

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日本の野球のレベル、環境に圧倒されていましたが、いつか日本でプレーをしたいという目標にもなった様子でした。

タンザニア国内ではサッカーが圧倒的な一番人気で、野球、ソフトボールは知らない人のほうが多いマイナースポーツですが、日本での経験を伝え、タンザニアで野球普及が進むと良いなと思いました。

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今回の投稿を以て、僕からの投稿は最後にしたいと思います。

もともと2019年度2次隊として参加をした協力隊生活も、コロナの影響で2年の任期を終えるまでに約5年半もの時間が経ちました。

待機期間中は、同期隊員や、他の多くの国が隊員受け入れを再開する中タンザニアは再開されず、当時はもどかしい気持ちもありました。協力隊をあきらめ、別の道へ進もうと思ったこともありましたが、最後までやり抜きたいと3年間待ち続け、タンザニアへ再赴任することができてよかったです。

活動については、大変なことのほうが多くありましたが、隊員仲間や職員、現地の人など、多くの方のサポートがあり、任期を終えることができたと思っています。

今後も協力隊経験を活かしていければと思います。

それではまた、どこかでお会いしましょう!

Asante!

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