2026/05/09 Sat
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【ルーイだより】#10 解説!ピーターコーン祭③ ~小さいピーターコーン編~

◾️職 種:観光
◾️配属先:持続的観光管理指定地域第5地域
(DASTA Area5, Loei)
◾️名 前:鈴木菜央
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สวัสดีค่ะ こんにちは!
2024年度2次隊の鈴木菜央です。
ピーターコーン祭の解説第3弾です!
前回、大小2種類あるピーターコーンのうち、大きなピーターコーンについてご紹介しました。今回は小さなピーターコーンについて、仮面の制作過程や装飾をご紹介します!
カラフルな衣装とコミカルな動きで楽しませてくれる小さなピーターコーン達は、仮面を被り全身を布で覆い、踊りながら練り歩くスタイル。大きなピーターコーンと違って仮面作りに厳格な決まりや制約がないため自由に作ることができ、地域住民の間で親しまれています。

小さなピーターコーンの仮面作りは、5つの工程に分けられます。
①仮面の頭部を作る
「顔」に使われるココナッツの木(殻)と「頭」の部分に使われている竹製の籠(タイでは餅米を蒸す籠として日常的に使われている)を選びこの2つを縫い合わせます。(写真左、ココナッツの木から取れる顔に当たる部分を、綺麗な仮面の形にするために工夫がされています)
②目と鼻を作る
頭部ができたら目の穴を開けて、木製の鼻を取り付けます。(写真右、鼻に使う木を、ひとつひとつナイフで器用に削っています)
③下地と模様のペイント
仮面の形が整ったら、表面を滑らかにするために下地を塗り、その後模様を描いて仕上げます
④仮面の縁に布を縫い付ける
演者の顔が見えないよう、布を適当な大きさに切り、顔の両側と後ろを覆うように縫い付けます。
⑤衣装作り、飾り付けなど
仮面に縫い付けた布と同じ種類の布を使い、衣装を作ります。色彩や模様の鮮やかさを重視して、多色の布を組み合わせることが多いようです。
大きなピーターコーンの仮面作りは昔からほとんど変わっていないと言われていますが、小さなピーターコーンの仮面は時代と共に発展してきました。現在よく見かける仮面のスタイル(例:トップ画像)は近代のもので、初期の頃は使い古した竹製の蒸し籠を利用し、装飾も控えめだったそう。
↑昔の仮面スタイルを採用したピーターコーン達もパレードに!
現代の仮面づくりの手法も多岐にわたりますが、中でもよく見かけるのは…
⚫︎ 色で描くタイプ:鉛筆やペンで下書きをし、絵の具で彩色
⚫︎ 模様をくり抜くタイプ:柔らかい木材の上に模様を置き、くり抜く
⚫︎ 彫刻タイプ:ココナッツの殻にデザインを描き、浅い浮き彫りをする
といった3つのタイプ。伝統を守りつつも、作り手の自由な発想によって創造的に発展してきたそうです⭐️

仮面・衣装のほかにも、魔除けや豊穣の象徴として用いられる男女の性器を模した装飾や武器(写真右、チーム名が入ったお手製の武器)、踊りを盛り上げる「マックカレーン」と呼ばれる鈴(写真左、牛や水牛の首につけられていた鈴だそう)、小石を入れた缶などを身に付けます。
昔はお祭りの伝統として、パレード終了後に悪や苦しみを追い払うため、ピーターコーンの仮面や衣装をすべて川に捨てる(!!)文化があり、家に持ち帰ることは禁じられていましたが、現在はあまり行われていないそうです。
ピーターコーンの個性溢れる仮面や衣装は、パレードに参加するチームが各々作っているそうです。実際仮面を作っている工程を見させてもらう機会がありましたが、一つ一つ手作業で仮面の土台作りや装飾をしている姿はとても印象的で、チーム内で同じ仮面を複数作るのも大変だろうなと感じました。仮面いっぱいに豪華な装飾が施されたもの(トップ画像左)や、素材を活かしたシンプルな装飾のもの(トップ画像右)など、きっと様々な仮面に出会えると思います。お祭りに参加される際は、ぜひ仮面や装飾の多様性にも着目してみてください⭐️
*ピーターコーン博物館の資料をもとに情報をまとめています。正確な情報提供に努めていますが、翻訳(内容)に誤りがある可能性もあります。ご了承ください。
*ピーターコーン博物館の地図(Google Map)
https://maps.app.goo.gl/N7gDqg9vSW3wtEZT8
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