JICA海外協力隊の世界日記

タイ便り

【特別編】寝る前にお祈りを~サイエンスキャンプinタイ~

■職種:環境教育

■配属先:ランパーン科学教育センター

■名前:和中

こんにちは。環境教育隊員の和中です。タイ北部のランパーン県で活動をしています。

配属先である科学教育センターは、日本でいう科学館に、生涯学習センターや教育支援機能を加えたような国の教育施設です。タイ全国19か所に設置され、地域の科学教育の拠点となっています。私の配属先は北部地方の8県を担当しているため、日々、各地から子どもたちが訪れてきます。

科学教育センターでは、「サイエンスキャンプ」という1泊2日の体験型プログラムを行っています。子どもたちはセンターに泊まりながら、自然科学に関するさまざまなアクティビティに取り組みます。

先日も、小学5・6年生の子どもたち約100人がサイエンスキャンプにやってきました。

今回はそのサイエンスキャンプについて、取り上げてみたいと思います。

今回のサイエンスキャンプでは、2日間にわたり、花の観察やバイオプラスチック作り、星座早見盤の作成、二酸化炭素による温室効果を観察する実験など、さまざまな活動を行いました。

補足 ※バイオプラスチック:植物や動物など生物由来の材料から作られ、環境への負担を減らすことを目指したプラスチック

学校とはまた違う環境で、子どもたちに新しい経験をしてもらえていたら嬉しいなと思います。

今回の子どもたちは小学5・6年生。意見をしっかりと持ち、頼りがいのある表情を見せながらも、キャンプも後半になると、しっかりした表情を見せていた男の子が「お母さんが恋しい」と言ったりする場面もありました。その姿がとても微笑ましく感じられました。

1泊2日のキャンプでは、友達と一緒に泊まることが新鮮なのか、夜になっても子どもたちは元気いっぱいです。

そんな夜も、子供たちにはすることがあります。

寝る前に、みんなで仏教の読誦(お祈り)をします。

仏教徒が多いタイでは、学校などでお祈りをする場面をよく見かけます。

何度も唱えて覚えているのか、みんな声を合わせ、すらすらと唱えます。

子どもたちがお祈りをする様子を撮影してもいいか同僚に尋ねたところ、そこで改めて、このお祈りにはどんな意味があるのかを教えてもらいました。

同僚が教えてくれたのは、例えばこんな意味でした。

・心を落ち着け、集中するため
・仏陀や先生、両親などへの敬意を表すため
・善い心や行いを育むため
・一日の終わりに心を整えるため

私にとっては新鮮に映るこの習慣も、彼らにとっては当たり前の日常。その違いの背景には、どんな価値観があるのだろう。そんなことを知りたくなります。

日本と似ていると感じることが意外と多いタイで、ふとした違いに出会い、その背景にある文化や考え方を知りたくなる。そんな発見こそ、異国で暮らす面白さなのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。では!

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