2026/08/04 Tue
高等教育
【特別編】~エンジニアが取り組む、理数系学校でのIT教育~

◾️職 種:コンピュータ技術
◾️配属先:プリンセスチュラポーンサイエンスハイスクール ロッブリー校
◾️名 前:小暮
こんにちは。
コンピュータ技術隊員の小暮です。
今回は私が活動しているタイの学校や活動内容についてご紹介します。
特にIT系職種での協力隊参加を検討している方に向けて、
タイの学校でどのような活動ができるのか、その一例を知っていただけたら嬉しく思います。
私の配属先はプリンセスチュラポーンサイエンスハイスクール(以下PCSHS)のロッブリー校です。
PCSHSはタイの理数系人材を育成するために設立された全寮制の中高一貫校で、全国に18校あります。
日本との交流も深く、日本の高校や高専と姉妹校になっていて、
生徒や先生が定期的に交流しています。
PCSHSの各校からはコンピュータ関連の隊員を求める要請が出ることが多いため、
IT分野の経験を生かしてみたい方には、ぜひ知っていただきたい活動先の一つです。
私はテクノロジー科の教員の一人として、ITに関する授業を担当しています。
この学校では、中学生で基本的なPCの使い方を学び、
高校ではPython(プログラミング言語のひとつ)によるプログラミング、
そしてデータサイエンスやAIなどを学びます。
また、生徒が自主的に進めるプロジェクトにもITを活用したものが多くあり、
ソフトウェアやAI画像認識を使ったチャットボットを作成する生徒もいます。
教育設備や学習環境は既によく整っています。
そのため、何もないところに一方的に教えるのではなく、
現地の先生や生徒と学びあい、協力してよりよいものにしていく、という方向性の活動です。
また日本との関わりが深い学校であることから、
日本に関心を持ってくれている生徒や先生も多く、国際交流の面でも歓迎してもらっています。
活動の中心は授業です。
私は主に高校一年生にPythonを教える授業を、同僚の先生と一緒に担当しています。
現地のカリキュラムをもとに、同僚と相談しながら教材を作り、
タイ語と英語を使って授業を行っています。
高校生の必修授業としては本格的な内容で、年度の後半にはClassやObjectといった、
少し複雑なプログラミングの考え方まで学習します。
私は協力隊に参加する前、日本のIT企業でエンジニアとして働いていました。
学校で教えた経験はなく、タイに来て初めて教員として授業を担当しました。
最初は人に教えること、特に外国語で授業をすることに難しさを感じていましたが、
同僚の先生に相談し、生徒の反応を見ながら、少しずつ授業や教材など改善できているように思います。
最初は外国人の先生に戸惑っていた生徒たちも、
こちらが教えようと前向きにコミュニケーションしていくうちに、次第に明るく応えてくれるようになりました。
英語を使える生徒も多いため、私のタイ語が十分でない場面では英語を交えて会話することも多いです。
先日タイではワイクルー(先生に感謝をする日)の行事がありました。
行事の後、数人の生徒が職員室まで来て、プアン・マーライという伝統的な花輪を渡してくれました。
日々の授業が少しでも生徒たちに伝わっていたのだと感じ、自分なりに続けてきてよかったと思った瞬間でした。

PCSHSでの活動は、設備や教育環境が整った学校で、自分のITの知識を生かしながら、
現地の先生や生徒と一緒に学び、よりよい教育を考えていける活動だと思います。
IT関連の応募を考えている方は、タイのPCSHSから出ている要請も、
ぜひ選択肢の一つとして確認してみてください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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