JICA海外協力隊の世界日記

ウガンダ便り

【ウガンダの畜産】#44 ウガンダの家畜事情のご紹介2

Orirota!こんにちは
2024年2次隊、獣医・衛生の中森です。

今回は、ウガンダでよく見かける家畜のお話。

まずは牛

都市部では文字通り「道草」をしている姿をよく見ます。農家さんが近くで見ていることもあれば、ほとんど放置されていることも。

ウガンダでは、牛は単なる経済動物ではなく、一家の「資産」でもあります。結婚の際に新郎側の一族から新婦側の一族へ牛を贈ることもあり、牛を担保に土地を購入することもあるそうです。

そのため、今でも1頭あたりの生産性(乳量や増体)を高めることよりも、まずは頭数を増やすことに重きを置いている農家さんも少なくありません。

ヤギ

この写真は職場の裏庭の光景。本当にどこでも動物がいます。ヤギもよく道草をしています。お腹がぷりぷりしていてかわいい。特に子ヤギは本当にかわいい。そして、個人的に驚いたのが、ウガンダのヤギ肉は臭みが少なくやわらかい!ヤギは牛よりも生産サイクルが短いため、経済性に着目して、ビジネスとして多頭飼育している人も多い印象です。

ヒツジ

私の一押し。理由は、かわいいから。ウガンダでは、ヤギ肉と羊肉をひっくるめて「ヤギ肉」として販売していることも多いのですが、個人的には羊肉の方が脂が多くて柔らかくて好きです。ちなみに、ウガンダでは基本的に羊毛ではなく肉を目的として飼育されているようです。

ニワトリ

文字通り、庭をよく歩いています。放し飼いの「Local chicken」は、日本で食べる若鶏(ブロイラー)とはかなり違います。身が引き締まっていて、うまみが濃い。焼くと弾力が強く、かなり歯ごたえがありますが、煮込むとうまみが出て、とてもおいしいです。

ブタ

ウガンダでは、骨付き肉をぶつ切りにした「pork joint」が人気です。一回当たりの分娩頭数が多く、出荷までの期間も短い養豚はウガンダで拡大しつつある産業の一つで、残飯を利用した裏庭養豚を始めている人もいます。

ウガンダの畜産は、今まさに過渡期にあります。これまでのような放牧・放し飼い中心の飼育から、生産性を高めるため畜舎での飼育へと、少しずつ変化しています。また家畜の糞尿からバイオガスを生成し生活に利用、堆肥をマトケ(バナナ)畑に撒いて肥料とする循環型農業に取り組んでいる方々もいます。

ウガンダの農業はまさにポテンシャルの塊です。

10年後、ウガンダの農業はどのように変わっているのでしょうか?変化が楽しみです。

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