2026/08/31 Mon
生活
【まさかの一時帰国】#43 ウガンダの動物園で働いています

ウガンダからまさかの一時帰国
JICA協力隊の長期隊員は渡航後いきなり活動を始めるのではなく、オリエンテーション等でウガンダという国の事や生活する上での注意事項などを学びます。それに加えて、使う可能性の高い現地語も学びます。そんな事をしながら同期隊員と一ヶ月ほど首都であるカンパラにあるドミトリーで過ごした後、それぞれの任地へ行き活動を始めます。
そんな現地訓練の最終日は、決意表明といって現地事務所で活動開始に向けて意気込みを発表する予定でした。しかし、いざ事務所に行ってみると何やら騒々しく、我々は別室で待機。
VC(ボランティアコーディネーター)さん達も我々に細かく説明する暇もなく、エボラ出血熱蔓延の恐れのため隊員話国内外の移動の禁止、以降の現地訓練の予定は白紙、予防的避難一時帰国が決定的だと伝えられました。一時帰国の可能性については以前から伝えられていましたが、現実性が増して頭が真っ白になり、その日の事はよく覚えていません。
その日が5月18日、予防的一時帰国確定の発表及びオンライン説明会が5月21日、帰国便が5月23日の午後という慌ただしいスケジュールでした。そこからエボラウイルスの潜伏期間である21日間は毎日検温して健康状態の報告。特に何もせず、抜け殻になっていたと思います。
少し話は戻り、現地オリエンテーションの中にサイトビジットという、実際に活動先に訪問しその街に数日滞在して、本格的に活動するための準備期間があります。要請内容と活動内容が違うというのを現地に行って知るのは協力隊にはよくある事だと聞きますが、自分の場合はキリンとシロサイのトレーニングが追加でありました。あまり経験がなくどうしたものか、と思っていた矢先での一時帰国でもありました。
偶然にも優秀な動物トレーナーである仲の良い友人が、自分の古巣の動物園でキリンのトレーニングや削蹄に力を入れていたので、お手伝いをしながら学ばせて頂ける事になりました。キリンがトレーニングに対してどんな反応をする生き物なのか、目指すべきトレーニングはどんな物なのか、キリンの削蹄は難しく知識の無いまま削ると悪影響を及ぼしかねない事などを知る事が出来ました。また、どのようなトレーニングを目指すべきか提案するための動画が撮れたのも大きかったです。
また、長期滞在にあたり、住む場所について別の友人に相談した所、その友人の親族がお部屋を貸して下さり、その中に元JICA協力隊員がいたり、そのまた別の友人が元JICA協力隊員だった事が発覚したりして、活動の様子などのお話しが聞けたのも貴重な体験でした。
そんなこんなをしていたら、ウガンダでエボラウイルスが蔓延する事もなく、体感的にはあっという間にウガンダに戻って来る事が出来ました。
ウガンダで亡くなった人もいます。コンゴ民主共和国では今もなお感染に苦しんでいる人も沢山います。先輩隊員の中には任地変更や任国変更など、さらには任期短縮でそのまま活動終了となってしまった隊員もいて、考えるだけで胸が苦しくなります。
なので、軽々しく言えませんが、自分の活動にとっては必要な日本での二ヶ月だったと思います。それだけに、いろんな人達の想いを勝手に背負ってこの先の活動を頑張っていこうと思います。
ウガンダに戻り動物園で働き始めて一ヶ月が経ち、ようやく活動や現地の生活に慣れてきました。次回からは活動の内容や動物達の紹介などを書いて行けたらと思います、

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