JICA海外協力隊の世界日記

ウズベキスタン便り

メランコリックな民族楽器ドゥタールの調べ

みなさん、ドゥタールという楽器を知っていますか?

ペルシャ語で「ドゥ」は「2」、「タール」は「弦」を意味します。つまり二弦の撥弦楽器をドゥタールと呼び、ウズベキスタンでは伝統楽器として古くから頌歌の伴奏やフォークソングなど様々な場面で親しまれています。

ちなみに、ペルシャ語の「3」は「シ(もしくはセ)」なので、3弦楽器をシタールと呼びますが、ウズベキスタンではあまり普及しておらず、ドゥタールが国を代表する民族楽器として広く認識されています。

2弦のみであることから和音の表現には限界があり、現代曲のような複雑なコード進行などには対応できませんが、この2弦の解放音(フレットを何も押さえずに鳴らす音)がミとラという民族音楽によく使われる4度の和音であり、マホガニーやローズウッド等、高級家具に使用される木材とシルクの弦が紡ぐ響との相性は抜群で、その響きはなんとも言えないメランコリックな気分にさせてくれます。

ドゥタールのレッスンに通うウズベキスタン駐在の日本人も多く、中にはプロの日本人ドゥタール奏者も輩出されています。

Youtubeなど動画サイトでも多くのドゥタールの演奏動画がアップされていますので、日本ではなかなか聴くことのできない響きをお楽しみください。

↓こちらもご覧ください↓
JICAウズベキスタン事務所公式インスタグラム
JICAウズベキスタン事務所公式Facebook

↓ウズベキスタンで活動するJICA海外協力隊の募集はコチラ↓

JICA海外協力隊2025年度春募集ウズベキスタン案件

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ