2025/04/04 Fri
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メランコリックな民族楽器ドゥタールの調べ


みなさん、ドゥタールという楽器を知っていますか?
ペルシャ語で「ドゥ」は「2」、「タール」は「弦」を意味します。つまり二弦の撥弦楽器をドゥタールと呼び、ウズベキスタンでは伝統楽器として古くから頌歌の伴奏やフォークソングなど様々な場面で親しまれています。
ちなみに、ペルシャ語の「3」は「シ(もしくはセ)」なので、3弦楽器をシタールと呼びますが、ウズベキスタンではあまり普及しておらず、ドゥタールが国を代表する民族楽器として広く認識されています。
2弦のみであることから和音の表現には限界があり、現代曲のような複雑なコード進行などには対応できませんが、この2弦の解放音(フレットを何も押さえずに鳴らす音)がミとラという民族音楽によく使われる4度の和音であり、マホガニーやローズウッド等、高級家具に使用される木材とシルクの弦が紡ぐ響との相性は抜群で、その響きはなんとも言えないメランコリックな気分にさせてくれます。
ドゥタールのレッスンに通うウズベキスタン駐在の日本人も多く、中にはプロの日本人ドゥタール奏者も輩出されています。
Youtubeなど動画サイトでも多くのドゥタールの演奏動画がアップされていますので、日本ではなかなか聴くことのできない響きをお楽しみください。
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