JICA海外協力隊の世界日記

バヌアツ便り

バヌアツ便り:サント島見聞録 ~マーケットに行かない病院を目指して~

はじめまして 2025年度9次隊でサント島に野菜栽培で短期隊員として派遣されている松坂麻央です。NPH(Northern Provincial Hospital)内のファームで病院食の材料を育てる任務に従事しています。そんなですが、日本では実家暮らしの大学生で、人生初の一人暮らし、海外暮らし、お仕事をここサントでしています

まず、業務について話します。私の任務はNPHのファームを派遣期間だけでなく、長期的に病院食を安定供給できる場所にすることです。現時点では、十分な収穫がなく、キッチンスタッフがマーケットに半分以上の材料を買いに行っている状態です来たからにはキッチンスタッフに2度とマーケットに行かせないぞ!」という心意気なのですが、現実はそうはいきません。

サント島は農業をするには理想的で素晴らしい土地ですが、小さな島です。日本にいたらすぐ解決できる問題も物資がそもそも手に入らないという理由で、解決が困難になってしまうのです。

そんな環境ですが、バヌアツの人ってすごいんです どんな状況でも大きなナイフ1本で解決するんです 例えば、収穫の袋がなかったら、バナナの葉を切って即席バックを作ります。シャベルがなければそこら辺の木を切ってとがらせ、即席シャベルを作ります。支柱も近くにある枝を切って作ります。重いものを運ぶ時は、使い終わった飼料用の袋に穴をけ、そこに木の枝を通して即席岡持ちスタイルで運びます。

 これが同僚が作ったバナナの葉バックです。


1.jpeg

 そして、私が特に感動したのはどんなことでもお祭りにする国民性です まず、サント島のひとは友達の友達は友達!というマインドで人と関わります。この考え方でたくさんの人を呼ぶ結婚式はほぼライブコンサート会場といった様相でみんなで踊って、みんな思い思いの方法でお祝いの気持ちを伝えます

大好きなキッチンスタッフ、先輩隊員たちと結婚式に行きました!

2.jpeg

    

さらに、今年はサッカーのワールドカップイヤーですが、これも独自の方法で楽しみますワールドカップ期間は家や車など至る所に応援している出場国の旗をつけて全力応援をします。旗がない場合は自作します。そして、公園に集まってみんなで観戦します 勝ったらパレードやパーティーを開催します。

でも、ブラジル対日本で日本が負けてしまった時は、ブラジルを応援しているはずの同僚が、全力で喜びたい気持ちを抑えて私「とてもいい試合だったと思う!」と慰めてくれました。

そして、フランスが勝った時はフランスサポーターの開催するパーティーにまた「友達の友達は友達」というマインドで呼んでくれるんです。

赴任して間もないですがそんなバヌアツの人の温かい国民性の虜になってしまいました♡

このバヌアツ、サント島にいると日本では想像もつかないトラブルが起きます。しかし、日本では思いもよらない方法で、みんなで解決します。

楽しくカルチャーショックが受けられる国、バヌアツで初めての一人暮らしやお仕事ができる私はつくづく幸せだなあと思います。そしてそんな最高な国バヌアツ、最高な病院NPHの発展に少しでも寄与できればいいなと思います!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ