JICA海外協力隊の世界日記

ベトナム便り

♯9 配属先の紹介①

Xin chào mọi người!!!(皆さん、こんにちは!)

ベトナムの林です。

 前回まで、ベトナムや配属地であるダナンについて紹介させて頂きましたが、今回からいよいよ活動について紹介したいと思います。

【施設について】

私は現在、「ウック・モー・サイン インクルーシブ教育施設(Cơ sỏ giáo dục hòa nhập Ước mơ xanh)」という施設で活動しています。

施設名の由来は、「Ước mơ」は日本語に訳すと「夢」、「xanh」は緑や青という意味ですが、緑はベトナムでは「夢」や「平和」の色を意味するそうです。

この施設は、1988年に孤児や障害児を支援することを目的に設立されたNGO「ダナン孤児・障害者保護協会」に属する施設です。現在は、保育園と未就学児の支援センターが一緒になっているセンター(以下、未就学センター)、そして、7歳以降のセンター(以下、就学児センター)の2センター制となっています。私は就学児センターに配属されています。

現在、スタッフはどちらのセンターも全員女性で、男性スタッフは私1人です。スタッフたちは主に、保育・福祉・心理の勉強をしている資格を持った先生たちです。ベトナムも日本と同様、保育や福祉分野には女性が多いです。また、月に1回研修会を実施しており、向上心や意欲が高い先生が多いのも特徴です。

(上記写真:研修に参加するスタッフの様子)

【未就学センターのご紹介】

 私の配属先である就学児センターについては、次回詳細をお伝えできればと思いますので、今回は未就学センターの概要をご紹介します。

現在、未就学センターには5クラス(「通常クラス」4クラス+「早期介入クラス」と呼ばれる障害児のクラス1クラス)あり、1クラス10名~12名程度のお子様に対して、スタッフが各クラス2~4名程度います。そのうち、30名弱が障害児、半分程度が通常クラスで一緒に過ごしており、半分程度が早期介入クラスで過ごしているそうです。(障害の程度でクラス分けをしているそうで、軽度の場合は通常クラス、そうでない場合は早期介入クラスになることが多いとのことでした。)

早期介入クラスの横には個別指導部屋があり、個別指導は1回45分実施しており、私も日本では個別指導を主に担当していたので、懐かしい気持ちになりました。

このセンター卒園後、障害児全員が通常校に進学できるわけではなく、特別支援学校に行く子ども、就学児センターのような事業所に行く子ども、家で過ごす子どもがいるそうです。

(上記写真:未就学センター)

皆様いかがでしたでしょうか?私の配属先の概要について少しお分かり頂けましたでしょうか?次回は、私の配属先である就学児センターの1日の流れなど、詳細をお伝えできればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 Hn gp li nhé!!!(またお会いましょう!)

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