JICA海外協力隊の世界日記

ベトナム便り

♯3 ベトナムの気候

Xin chào mọi người!!!(皆さん、こんにちは!)

ベトナムの林です。

前回はベトナムの基本情報を簡単にご紹介させて頂きましたが、今回はベトナムの気候についてご紹介したいと思います。ベトナムは前回も記載しましたが、南北に長い国のため、地域によって気候が異なります。従って、どこに旅行に行くかによって、ベストシーズンが変わることがあるため、ぜひ気候を確認して、旅行を計画してみて下さいね。

ベトナムは、大きく3つの地域(北部:ハノイ、中部:ダナン、南部:ホーチミン)に分けることができます。北部は「温帯夏雨気候」、中部は「熱帯モンスーン気候」、南部は「サバナ気候」に分類されます。

【中部の気候】

私がいるダナンを中心とした、フエ、ホイアン、フォンニャケバンなどの中部は、「熱帯モンスーン気候」に属しており、雨季(9~2月頃)と乾季(3~8月頃)と明確に分かれています。年間平均気温が約27~29度と概ね一年を通じて温暖で、乾季は、ほとんど雨が降らず観光に最適なシーズンと言われています。一方で雨季は、9~12月頃が特に降水量が多く、台風もよく来ますが、それを除けば観光を楽しむことが可能です。まだ雨季前のため、ダナンでは時折雨は降るものの、長い雨や台風には遭遇していません。これから初めて大変な季節を迎えるので、通勤や洗濯が今から心配です。

【北部の気候】

1番注意が必要なのが北部です。ハノイ、ハロン、サパなどの北部は「温帯夏雨気候」に属しているため、春夏秋冬が存在します。春(4月頃)と秋(11~12月頃)は短く夏(5~10月頃)長いのが特徴です。冬(12月下旬~3月頃)はぐっと冷え込む時期であり最低気温が10度前後になることもあり、注意が必要です。観光は4~6月頃と9~12月頃がベストシーズンと言われています。ハロンやサパなどの他のベトナム北部では、さらに気温差が大きくなるため、特に注意が必要です。ハノイの平均気温は夏が約32度、冬は約16度で、日本の秋と同じくらいの気温になることもあります。

(上記写真:ハノイの観光スポット「ホアンキエム湖」)

【南部の気候】

 ホーチミンを始めとする南部は「サバナ気候帯」に属しており、雨季(5~10月頃)と乾季(11~4月頃)と明確に分かれており、12~3月頃がベストシーズンと言われています。年間を通じて高温多湿で、雨季であっても冷え込むことはなく、年間平均気温が約25~30度と1年を通じて温暖です。雨季でも1日中雨が降ったり台風が来たりすることは少なく、基本的に毎日1~2時間ほど降り、時に雷を伴うスコールだけであることが多いです。

(上記写真:ホーチミン「人民委員会庁舎前の広場」)

皆様、いかがでしたでしょうか?ベトナムには北部・中部・南部にそれぞれ観光スポットがたくさんあるので、季節を見ながらぜひベトナムを訪れてみて下さいね!最後までお読みいただきありがとうございました。

 Hẹn gặp lại nhé!!!(またお会いましょう!)

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