2026/08/23 Sun
ハロン生活
ベトナムで中国語検定(HSK4級)を受けてきた!

2024年度3次隊の小中(こなか)@ハロン大学(日本語教育)です!
日本でも有名な中国語検定(HSK4級)をベトナムのハロン大学(任地)で受験してきました!
実は今回で2度目の受験で、前回は1月に3級を受け、見事合格しました。

HSKは、JLPT(日本語能力試験)と同じく試験本体にスピーキングはありません(口語試験は「HSKK」という別の試験として実施されます)。一方で、受験形式によっては手書きの「書写(作文)」があります。
3級は比較的やさしい内容でしたが、4級は単語数が一気に増え、計画を立てて勉強する必要がありました。
【どうして中国語を勉強している?】
中国語を勉強するベトナム人はどんな人たちなのか?と疑問に思ったからです。
「任地のクアンニン省ウオンビ市は中国と隣で中国企業がとても多い。→仕事のために中国語を学習する」と想像は簡単ですが、
自らベトナム人中国語学習界隈に入り、その実情を自分の目で確かめようと思いました。
そして、日本語教育に何か生かせるのではないかと考えました。
【やってみたこと3選・そして気づいたこと】
①中国語学校に通う。
前任地での話です。活動のない平日の夜、大学近くの中国語センターに通いました。場所はハイフォンで、ここも中国企業が多く進出している街です。
ベトナムで日本語教育に携わっていると、日本語学習へのアクセスに都市と地方で大きな格差があると感じます。オンライン学習は発展しましたが、地方都市に日本語学校は少なく、日本人と接する機会も多くありません。最もメジャーなJLPTは全世界共通で年2回のみ、ベトナムでの開催地も4都市だけです(2026年8月現在)。中国語はどうなのだろう、と思いました。
調べてみると、ハイフォンには中国語学校がたくさんありました。高校や大学の近くに支店を置いて学生をターゲットにしており、前任地のハイフォン大学の目の前にもチェーン校がありました。
市内に4つほど支店があり、私が通った支店では1か月に3〜4クラスが新規開講されていました。その学校には日本語クラスもあるのですが、学生が集まらず、ほとんど開講できていないそうです。
ハイフォンほど発展していないウオンビ市の中心部にも、中国語学校を5軒ほど見つけました。日本語学校は、0です。
学校だけでなく、個人で教えている先生もたくさんいます。
試験機会について。ハロン大学では2か月に1回、中国語検定が実施されています。ベトナム全土では、北から南まで、都市から地方まで、10都市で開催されているようです。
ハイフォンとウオンビ、たった2つの街だけの調査ですが、中国語学習には非常に多くの「供給」があることが分かりました。
②ベトナム人のクラスメイトと仲良くなる。
当然ですが、センターで中国語を学んでいるのは私以外すべてベトナム人でした。
クラスメイトは約10人。主に高校生と大学生で、社会人は2名、どちらも中国企業に勤めていました。
積極的に話しかけ、学習動機やキャリア事情を聞いてみました。
返ってきたのは、「家族や親戚が中国で働いているから」「住んでいる地域に中国語を学ぶ人が多いから」「中国語ができれば、将来、地元でいい仕事に就けるから」といった答えです。
日本へ出稼ぎに行くために日本語を勉強しているベトナム人に同じ質問をしたときと、よく似た答えでした。
ベトナム北部のこの地域では、将来のキャリアを考えたときに中国語を選ぶ人が多いようです。
③習得のしやすさを比べてみる。
日本語も中国語も、ベトナム人にとって習得が難しい言語だと思います。文字が違うからです。
そこで日本語教師の目線で、中国語の学習速度を日本語のそれと比べてみました。
結論から言うと、「話す・聞く」は日本語より速い、と感じました。中国語とベトナム語はどちらも声調があり、似た単語も多いです。
さらに中国ドラマの影響で、簡単な中国語はもともと知っている(アニメを見て日本語を知っているように)という学習者が多くいました。
これは試験会場でも体感しました。読解や書写は、日本人である私のほうが他の受験生より速く正確にできたと思います。
しかし口語試験のHSKKでは、受験者がそれぞれボイスレコーダーに向かって話すため、周りの声が聞こえてきます。
スラスラと発音する声ばかりで、圧倒されてました。(私の力不足なだけかも、、、)
外国語を使って現場で働くうえでは、もちろん読み書きも大切ですが、やはり「話す」ことが決定的に大事だと感じます。

試験会場は、私の職場である教室。
いつもは教師ですが、今日は受験生という立場で新鮮な気持ちになりました。

試験が終わって帰宅。台風が近づいていて、ここ最近は毎日大雨です。
とはいっても、私の部屋まで徒歩30秒。
中国語をベトナムで学習して気づいた以上のことを、日本語教師としても活動に生かす方法を考え、実行していきたいと思います。
それでは、また!!!
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