2025/10/10 Fri
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ザンビアの子供たちと文化交流!

初めまして!現在ザンビアで協力隊として活動しています、多田有花です。
短期隊員として5月にザンビアに派遣され、11月上旬までの任期です。ザンビアでの生活も後半なのですが、これまでの活動の記録を執筆させていただきます!
私の活動先であるキトウェという街は、ザンビアの首都ルサカからバスで8時間の場所にあります。8時間と言うとよく友達にもびっくりされますが、ザンビアで2番目に人口が多い街で、大きなモールなどもあり生活に不便はありません。
活動先は、800人を超える1年生から9年生までの生徒が通う学校です。生徒たちと毎日楽しく過ごしています。

学校の外観
学校に通う生徒の多くは、学校近くに広がるコンパウンド(未計画居住地域)から通学しています。生活に余裕がない家庭も多く、ほとんどの生徒がこれまでザンビア国外に出たことがありません。
そんな生徒たちの異文化理解教育に役立てば良いなと思い、学校で日本文化のアクティビティの実施をしています。日本のことを紹介するだけでなく、私もザンビアの文化を知りたいので、文化交流のような形にして生徒たちにもプレゼンしてもらうことにしました!
赴任当初、生徒からよく聞かれた質問の1つは「日本でもNshima(シマ)は食べる?」です。(Nshimaとは、ザンビアの主食で、白とうもろこしの粉を熱湯で練った食べ物。)海外に出たことがない生徒たちは、世界中でNshima が食されていると思っていたのかな?と思うと可愛いですね(笑)

とある日のNshimaランチ
写真を見て分かるように、日本で普段私たちが食べている食事とは全然違って見えますよね。
アクティビティでは、まず、私が日本文化についてプレゼン。衣食住、日本の四季など、トピックを分けて紹介しました。日本では魚を調理せず生で食べるよ、と紹介したところ「えぇ〜!!」とびっくりする子供たち。魚を生で食べる文化がない生徒たちにとっては想像がつかないようでした。食べたくない!とも言われてしまいました・・!
プレゼンをしながら「ザンビアではどう?」と生徒たちに質問を投げかけ、ザンビアと日本の違いを感じ取ってもらえるようにしました。

プレゼン中の様子
そして次は、生徒たちの番!グループを作り、それぞれテーマを決めてもらい、プレゼンしてもらいます。
プレゼンの準備タイムでは、グループで集まって発表内容を話し合います。
自由に使ってねと1枚真っ白な紙を渡してみました。自由にグループで協力して発表の準備をしてもらいます。時間ギリギリまで頑張って準備してくれていました。
それぞれのグループが決めたテーマは以下の4つ。
・Food in Zambia
・Traditional dance
・Wedding in Zambia
・Traditional game

プレゼンの準備をする生徒たち
そして発表タイム! 順番に前に来て発表してもらいます。
渡した紙に描いた絵を見せながら説明してくれたグループもあれば、紙には発表する内容だけメモされており、実演して見せてくれたグループも。
Traditional Gameのチームは、どのように遊ぶのかを再現してくれました。急に教室の外に出て行ったと思ったら、ゲームに使う石を集めて戻ってきました。(笑)Traditional Danceのチームの発表では、教室にいるみんなが歌を歌い、発表グループの生徒が実際にダンスを披露。大盛り上がりでした!
それぞれのグループでスタイルが違っていて、グループごとの個性があって面白かったです。そして何より、自分たちが決めたテーマを伝えようと一生懸命考えて、表現してくれた生徒たちの頑張りに、感動してしまいました。生徒たちのおかげで、想像していたよりもずっと素敵なプログラムになりました!

Traditional Gameの実演

大盛り上がりの発表の様子
このプログラムを実施した後も、折り紙をしたり箸を使ってゲームしてみたり、生徒たちと一緒に日本の文化を楽しんでいます。
折り紙を教えた生徒の中には、鶴の折り方を完全に覚えて、他の生徒たちの先生役をやってくれる程、折り紙にハマった生徒も!(笑)1回教えただけで手順を完全に覚えていたので驚いてしまいました。
今回は文化交流プログラムの紹介でしたが、学校で実施している他のアクティビティも引き続きご紹介できればと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
Natotela〜!(現地語で”ありがとう”!)

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