JICA海外協力隊の世界日記

ジンバブエ便り

「国連イベントinビクトリアフォールズ」

ジンバブエの首都ハラレでマーケティング隊員として活動しています、Rinaです。私はジンバブエを訪れる日本人観光客を増やすことを目的に、政府傘下の観光局にて活動しています。

先日、アフリカ初となる国連の「ガストロノミーツーリズムイベントFirst UN Tourism Regional Forum on Gastronomy Tourism for Africa (unwto.org)」 がビクトリアフォールズで開催され、同僚とともに参加してきました。(通常は飛行機を使うことが一般的ですが、今回は首都からバスで片道計14時間の長旅でした!)

今回のイベントは、食文化を通したアフリカ観光の変革と発展を目的に開催され、世界各国の要人や専門家が集まり、食文化やベストプラクティスの共有等を行いました。

写真2.jpg

【写真上】ジンバブエからの参加者は会期中のドレスコードが定められており、ジンバブエ国旗に描かれている鳥をあしらった布で各々がシャツやドレスを作って参加しました。

写真3.jpg

写真4.jpg

【写真上】ビュッフェスタイルのランチでは、絶品のジンバブエ料理が提供されました。ジンバブエでは主食のサザ(トウモロコシの粉にお湯を加えて練ったもの)に牛肉や羊肉の煮込み料理と葉物野菜の炒め物を添えるのが一般的で、どれもマイルドな味わいで日本人の口によく合います!

ビクトリアフォールズと言えばジンバブエが誇る一大観光地であり、今回はビクトリアの滝の見学とザンベジ川サンセットクルーズに参加することができました。

ビクトリアの滝は幅と高さと長さを合わせると世界最大で、ユネスコの 世界遺産であり、世界七不思議のひとつでもあります。滝は隣国ザンビアとの国境にまたがっており、どちらのサイドから訪れるかによって全く違う楽しみ方ができます。

ジンバブエサイドから訪れる場合、レインフォレストと呼ばれる散策コースに沿って観光することができます。入り口で入場料を支払い、コースに従って歩くと、15箇所の撮影ポイントがあり、様々な角度から滝を楽しむことができます。

ジンバブエサイドからは滝の75%を見渡すことができるといわれており、特に観光にお勧めなのが、滝の水量が多い56月と言われています。しかしながら、水量が少ない時期は滝全体をより見渡すことができ、滝のある国立公園内では、より多くの動物に出会えるそうです。

写真6.jpg

【写真上】レインフォレストとはその名の通り、まさに熱帯雨林です。ビクトリアの滝から流れ出る水しぶきが 永遠に続くことからそう呼ばれ、辺り一帯はユニークな植物が生い茂っています。また、地元ではビクトリアの滝は、雷鳴轟く煙という意味の 「モシ・オァ・トゥニャ(Mosi Oa Tunya)」という名で知られて います。

ザンベジ川サンセットクルーズでは、夕日を楽しみながら、カバやクロコダイルといったザンベジ川沿いに生息する動物を観察することができました。ビクトリアフォールズでは、バンジージャンプやジップラインなどの絶叫系アクティビティを体験できますが、自然の美しさに浸ることができるサンセットクルーズも大変おすすめです。

日本では動物園以外で大型動物を見る機会はほとんどありませんが、ジンバブエではライオン・サイ・カバ・クロコダイル・シマウマ・ゾウ・アンテロープ類各種・キリンなどの動物やカラフルな野鳥に簡単に出会うことができます!また、豊かな自然と多くの歴史遺産は一見の価値があります。そして、おいしい食べ物とホスピタリティ溢れる人々がたくさんいます。

今回、私は活動の一環でビクトリアフォールズを訪れることができ、ジンバブエの魅力をたくさん発見することができました。

日本のみなさんにも「いつか必ずジンバブエを訪れてみたい!」と思ってもらえるように、様々な工夫を凝らして活動を行っていきたいと思います。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ