2026/07/09 Thu
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研究機関で活動する協力隊の1日 ~ジンバブエ・経営管理隊員の暮らし~

こんにちは。2025年度2次隊、経営管理隊員の八木です。
私は、アフリカ・ジンバブエの首都ハラレにあるSIRDC(Scientific and Industrial Research and Development Centre)という研究機関でビジネスアナリストとして活動をしています。
SIRDCは、ジンバブエ政府直下にある研究開発機関で、産業技術の研究や製品開発、企業支援、人材育成などを行っています。私はその中で、KAIZEN(改善)研修の企画・実施や、AIを活用したビジネス促進に関する研究などに取り組んでいます。
「経営管理隊員って、普段どんな活動をしているの?」
今回は、そんな疑問にお答えするべく、私のある1日をご紹介します。数少ない経営管理隊員の一例として、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
ある日のスケジュール
07:00 起床
現在、ジンバブエは冬。朝晩は想像以上に冷え込むため、毎朝気合いで布団から出ています。
07:45 通勤バスに乗車
首都ハラレでは、安全面の理由から公共交通機関の利用は禁止されています。
私の配属先は市内中心部から少し離れたハットクリフという地区にあるため、SIRDCの通勤バスで出勤しています。展示会やイベントに行くこともあり、そういった日はInDriveという配車アプリを使用して移動します。
08:15 オフィス到着
まずは同僚と軽く朝の挨拶。一通り話し終えると、それぞれ自分のオフィスへ戻り、一気に仕事モードに切り替わります。
SIRDCでは、一人一部屋、または二人で一部屋の個室が割り当てられており、とても集中しやすい環境が整えられています。

停電した日は、パソコン作業をあきらめ、過去の資料を読んだり書類を整理したりして過ごします。
09:00 ミーティング
現在は来月行われる国際カンファレンスの開催に向け、打ち合わせが増えています。
タイムスケジュールの確認、移動手段の調整、招待者リストの作成、スピーチ原稿の確認など、多くの人が役割分担しながら準備を進めています。
11:00 ティータイム
ジンバブエでは、お茶の時間は欠かせません。
ティータイムの時間になると会議中でも飲み物と軽食が出され、皆でもぐもぐしながら会議をします。
食堂では、クロワッサンやスコーン、マフィンなどの軽食を1ドルで買うことができます。
12:00 社内セミナー
SIRDCでは、職員向けの研修が定期的に開催されています。
この日は研究費申請書の書き方について学びました。
研究計画の立て方や論理的な文章構成など、日本で学んだ内容とも共通する部分が多く、研究の世界は国が違っても共通だと感じました。

13:00 ランチ
配属先の周辺には飲食店がほとんどないため、私はSIRDCの食堂でジンバブエの主食「サザ」を毎日食べています。同僚はお弁当やおやつを持参している人も多いです。

14:00 作業
午後は、まとまった作業時間になることが多いです。
現在は、SIRDC職員向けのKAIZENワークショップの準備と、AIを活用したビジネス促進に関する研究を進めています。
KAIZEN研修は半日かけて実施するため、資料作成や演習内容の検討など、準備にも力が入ります。
研究では、来月開催されるカンファレンスでの論文発表を目標に進めています。
基本的にはパソコンでの作業が中心なので、日本で働いていた頃とあまり変わらない部分も多くあります。燃料価格の高騰などの影響もあり、時期によってはテレワークを積極的に活用することもありました。
また、水曜の午後はスポーツデイ。皆でスポーツセンターに行き、思い思いにスポーツを楽しみます。
16:30 帰宅
帰りも通勤バスで帰宅します。
自宅近くまで来たら運転手さんに声を掛け、好きな場所で降ろしてもらいます。
17:00 家事
冬は日が落ちると一気に冷え込むため、帰宅後は夕食の準備やシャワー、洗濯などを手早く済ませます。
最近は私の家にも給湯器が設置され、以前より安定して温かいシャワーを浴びられるようになりました。
アリの軍団もたまに家に遊びに来ますが、今は冬眠中のようです。
18:00 夕食・リラックスタイム
夕食後は、ムビラ(親指ピアノ)の練習をしたり、日本にいる家族と話したりして過ごします。
活動とは違う時間を持つことで、良いリフレッシュになっています。
21:00 作業
日中に終わらなかった作業を進めたり、隊員同士の企画の準備をしたりします。
夜は静かで集中しやすく、作業がはかどります。
01:00 就寝
本当はもう少し早く寝たいところですが、気づけば日付が変わっていることもしばしば。
私の住む地域では断水はそれほど多くありませんが、停電は比較的頻繁にあります。
停電になった日は潔く諦めて、そのまま眠ることもあります。
おわりに
協力隊というと、屋外で活動する姿を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、私の活動は研究機関での企画・研修の実施・研究が中心です。日本での仕事と共通する部分もあれば、ジンバブエならではの文化や働き方に触れる機会も多く、毎日新しい発見があります。
現在、ジンバブエには経営管理隊員3名、マーケティング隊員2名が活動しており、それぞれの配属先でビジネスの創出や産業振興に取り組んでいます。
これからも、現地で学んだことや感じたことを一つひとつ大切にしながら、ジンバブエの発展に少しでも貢献できるよう活動を続けていきたいと思います。
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