JICA海外協力隊の世界日記

ジンバブエ便り

ジンバブエの首都で活動するデザイン隊員の1日

こんにちは。2025年度2次隊、デザイン隊員の中谷美帆です。

私は首都ハラレにある専門学校で活動をしています。

今回は、デザイン隊員としての「とある1日」の様子をお伝えします。

1活動場所「ポリテクニック」

ジンバブエには「ポリテクニック」と呼ばれる国立技術工科専門学校が複数あります。大学よりも実践的な技術習得を重視したカリキュラムが組まれており、学生たちは主に10代後半から20代。卒業後の就職を目指して日々励んでいます。

私の配属先は、首都ハラレにある「ハラレ・ポリテクニック」。学生数が約6,500人にも上る大規模な学校です。大規模でありながら、スタッフ、先生同士はみんな顔馴染みで、大所帯であることを感じさせない温かな雰囲気があります。

ここで私は「印刷・グラフィックアート学科」に所属しています。デザインや写真に特化したソフトウェアの指導をはじめ、学校が発行する広報物のデザイン制作などをサポートするのが主な活動内容です。

2ある日のスケジュール

7:40 【出勤】

1限目は8:00からスタートします。自分の担当授業がない日でも、同僚とコミュニケーションを取ったり、授業の準備をしたり、突発的なリクエストにも対応できるよう早めに出勤しています。早く行くと、同僚からフルーツをお裾分けしてもらえる嬉しい一幕も。

8:00-13:0012限目:授業と実習】

この日はグラフィックデザインの授業があり、学生たちはコンピューターラボで課題制作に励んでいました。授業の最初に課題のデモンストレーションを行った後、学生一人ひとりの席を回りながらフィードバックをしていきます。

13:00【ランチタイム】

料理上手な同僚が毎日作ってくれるランチを、みんなでシェアして食べます。主食の「サザ」(とうもろこしの粉を湯で練り上げた、南部アフリカ地域の主食)とおかずが盛られたプレートをみんなで囲む時間です。ジンバブエの美味しい家庭の味を堪能させてもらっています。

14:00【学校広報誌のための写真撮影】

現在は他学科とも協力し、学校の広報誌の制作を進めています。

私は日本でカメラマンとして働いていた経験があるため、誌面デザインだけでなく撮影も担当することになりました。取材を通して、多岐にわたる学科の個性豊かな人たちに出会うことができ、学校全体の理解を深められる貴重な機会となっています。

16:00【退勤・就業】

終わりに:活動を通して

日本とジンバブエで好まれるデザインの違い、どんなことが学生たちの将来にとってベストなのかというアプローチの模索、決して十分とはいえない機材環境、そして思い通りに進まず直前に決まるスケジュール。活動の中で頭を悩ませることも少なくありません。

しかし、そんな時にパワーをくれ、課題を解決へと導いてくれるのは、いつも周囲の学生や先生、スタッフたちです。「悩んだ時は一人で抱え込まず、すぐに周囲に相談する」というのが、私の活動先での一番の解決方法になりました。日々笑顔で活動できているのは、学校全体が明るく、親切な人たちで溢れているおかげです。

そんな温かい活動先への感謝を胸に、一歩ずつ進んでいきたいと思います。この記事が、デザイン隊員の活動に興味を持っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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