JICA海外協力隊の世界日記

ジンバブエ便り

ジンバブエで始まる、より良い医療への取り組み

5S-Kaizenと縁の下の力持ち

皆さん、はじめまして。2025年度3次隊、看護師隊員の桶屋綾子です。海外協力隊への参加は今回で2回目になります。前回は、2019年度2次隊として、西アフリカのベナン共和国で保健師隊員として活動していました。

2026年7月から、首都ハラレから車で4時間ほどのところにある、マニカランド州ムタレ市で活動しています。ムタレ市はジンバブエ第4の都市で、人口は約24万人。モザンビークとの国境近くに位置し、自然が多く、ジンバブエで最も清潔で手入れの行き届いた都市の一つとして知られています。

私の配属先は、ヴィクトリア・チテポ州病院です。スタッフ約640名が働く、ムタレ市で最も大きな総合病院です。主に、5S-KaizenおよびTQM(総合的品質管理)に関する活動に取り組んでいます。

簡単に説明すると、5S-KaizenやTQMは、職場の改善を通じて、現場の力を高め、サービスの質を向上させるためのアプローチです。5S活動は、日本発祥の改善手法である「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つの要素から成り立っています。

私は、この病院で初めて活動するJICA海外協力隊員となります。一方で、この病院は2022年から2026年まで、JICA専門家による5S-Kaizen-TQMプロジェクトの支援を受けてきました。そのため、5S-Kaizenについて正しい知識を持っているスタッフもいます。

活動を開始して約2か月が経過した頃、各部署で5S-Kaizenがどの程度進んでいるのかを把握するため、ベースライン調査を開始しました。

写真は、部署の責任者である看護師さんと一緒に、物品の整理・整頓に取り組んでいる場面です。看護学生も一緒に活動してくれました。

                        

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また、10月からは、Provincial Medical Director(州医療局長)が統括する州品質改善チームに加えていただきました。オフィス内の10部署を2つのチームに分け、5S活動の実施状況や品質改善チームの機能について評価を行い、報告書を作成しました。
メンバーには、
JICAの日本での研修に参加した医師もおり、意欲の高いメンバーとともに活動できることを、とてもありがたく感じています。

まだ活動は始まったばかりですが、一つ、強く感じていることがあります。それは、日々、清掃をしてくださっているスタッフの皆さんへの感謝の気持ちです。
この病院は1939年に設立され、今年で87年になります。長い歴史を持つ建物だけに、老朽化している部分もあります。

5S活動にも「清掃」という要素がありますが、毎日、スタッフの皆さんが清掃を続けてくださっているからこそ、今の病院環境が維持されているのだと、私は感じています。

そして何より、清掃部署のスタッフの皆さんは明るく、とても親切です。写真のお二人は、快く撮影に応じてくださいました。しかも、何だか「イケオジ感」が出ています(笑)

清掃部署の皆さんは、まさに病院を支える「縁の下の力持ち」です。

病院を支えている一人ひとりのスタッフへの感謝を忘れずに、これからも現地の皆さんと一緒に、より良い病院づくりを目指して活動していきたいと思います。

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