JICA海外協力隊の世界日記

野菜と人を育てる。

植林プログラム ~Kuda Nu'u oan~

5月1日、東ティモールでは『Dia dos Trabalhadores』という労働者の祭日です。 それに関するプログラムが、雇用職業訓練省の主催で行われました。 祭日に先駆けて、4月28日に『1 dollar Beach』(昔、外国人観光客に1ドルをくれくれ~「ワンドラ~ワンドラ~」と言ったことから、その名前が付いたという噂ですが...)で、ココナッツの苗を植えてきました。 ココナッツは熟し切って、乾いて落ちてきた実から写真のような芽が出てきます。 それをそのまま土に埋めれば、長い年月をかけてあの高いココナッツツリーになるのです。

間隔は4mから5mとって、穴を掘って、堆肥を一緒に入れて土をかぶせてあげれば、作業終了です。 植えた後に、木で囲いを作って、野生のヤギに食べられないようにすれば完璧! 政府関係者、東ティモール国立大学(UNTL)の学生たち、ベコラ職業訓練校、そしてティバール職業訓練校が参加し、研修生たちも良い体験ができたのではないでしょうか。 植えなくても自然にはえてくるものだ、と思っている現地の方も多く、木々があることのメリットなど、植林に関しての理解度はまだまだ低いですが、少しずつ緑が増えていくといいな~と思っています。 まずは、こういう体験をしてもらうことが一番! 自分で植えると、その後が気になるものです。

午後2時から4時と、一番日差しが強い時間帯だったので、私は日陰でダウン。 代わりに、研修生たちが頑張ってくれていました。 首都ディリから1時間もかからない道のりですが、帰りは疲れと車酔いで研修生がダウン。 車で、携帯ばかりいじっているからかも・・・? ともあれ、無事にココナッツやその他の苗をあわせて、合計100本以上を砂浜に植えることができ、研修生たちも満足そうでした! ココナッツのように、研修生たちがこれからすくすく大きく育ちますように。

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