2023/08/21 Mon
人 生活
#22 "栗拾い" のような "ドリアン拾い"
みなさんこんにちは!
先日、いつもの食堂で 朝ご飯を食べていると
「ドリアンの丘 (Bukit Durian) に行かないか」 と、地元の農家のおじさんに声をかけられました!
このドリアンの丘というのは 果樹園のたぐいではなく、山の斜面に自生のドリアンの木が群生している場所!
地域社会で保護している場所だけに、部外者はめったに近づくことさえできないと噂されています
「はい!」 ドリアン好きの私としては、キラキラした目で二つ返事です
「OK じゃあまた連絡するから」 といって そのおじさんは去って行きました
それから数日後、いよいよ同僚のバハルディンさんと おじさんと 3人でドリアンの丘へ 出発です
どんどん森の中に入って行って、道も険しくなってきます
途中からはクルマを置いて、後はひたすら山道を歩きます
すぐに会話はなくなり、私には写真を撮る余裕すらありません
ゼーゼー ハーハー ひたすら登っていくと・・・
いつの間にか、あっち こっちの木の枝にブラブラ ドリアンが
いよいよ ドリアンの丘に到着です!
吹き出す汗を抑えつつ息を整えていると・・・
時折 あっちで 「どさっ」 こっちで 「どさっ」 何かが上から落ちてきた音です
そして、地面には ゴロン、ゴロン とドリアンが転がっています
ニヤリ と顔を見合わせたバハさんと私は、早速二手に分かれて ”ドリアン拾い”
これって ”栗拾い” のでっかいバージョンだよなぁ とつぶやきながら、斜面に転がっているドリアンを拾い集めました
( どうか頭の上におちてきませんように!と祈りながら・・・)
しばらくドリアン拾いを堪能した後は、見張り小屋に集まってドリアンを食します
ドリアンは 木の上で熟して自然落下した瞬間が最高の食べごろ!といわれています
そして、樹齢の長い方が 果実が小ぶりになるが より美味いそうです
無堆肥・無農薬で長く生き抜いてきた木から生まれた完熟ドリアン!
さて、味はどうなんでしょう?
パクっと一口ほおばると
「う~~~ん」
本当においしいものを食べた時は、しばし言葉がでませんね!
ここに連れてきてくれた地元のおじさんが、どんどんドリアンを割ってくれるので
負けじとひたすらドリアンを食べまくり、至福のひとときを過ごしました
最後に おみやげドリアンまでもらって、私たちはぶらぶら担ぎながら 滑りやすい山道をソロリ ソロリと帰路につきました
最高のドリアンに出会えた一日でした
なにより これまで関わりのなかった 地元の人から誘ってもらえたことが とても嬉しくて
配属先の学校以外にも、地元コミュニティに溶け込んでいけてるなぁ と実感することができました
やっぱり、いつもの食堂で 誰に対しても 「スラマッ パギ」 とあいさつを続けたのがよかったのかな
では、今日はこの辺で
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