2015/05/02 Sat
エクアドルの水事情・・その4
水道メーターの交換は、日本では計量法の規定により8年です。
キト市水道公社も同じ8年という規定はあります。が、見ている限り、必ずしも守られていないようです。
古い骨董品のようなメーターも見ます。メーター検査に行って、あまりに古いメーターは無条件で交換しています。
日本のように8年をめどに、順次に水道局がメーターを交換していく、という流れはありません。
キトの水道公社には、盗難防止の措置をとらない場合は、即時回収するという規定があります。
ですので、大抵のメーターは鍵の掛かったオリの中か、セメント漬けになってたりします。
メーター交換する場合、錠を開ける、壁を壊す、といった作業を伴う事も多いのと、交換には30ドルちょっとの顧客の費用負担が発生します。ですので、知らない間に交換は・・・し難いです。公社主体で交換を進める場合のネックになります。
以前、メーターの耐用年数問題から交換を公社主導で行ったケースでは、全体の数%の顧客は交換を嫌がります。
それでも、月3,000から4,000個はメーターを交換していってますので、数字的には8~10年後には一通り全部交換となるようです。
SHARE