JICA海外協力隊の世界日記

異邦人~シルクロードの秘境「キルギス」を訪ねて~

キルギスや青年海外協力隊について授業を行いました!

8月3日に復職してから、約1ヶ月が経ちました。

やはり、毎日子供たちの元気な声を聞きながら働くのは、とても楽しくやりがいがあります!

先日は、同僚の先生方に私の授業の時間を設定していただき、3年生と6年生を対象にキルギスや青年海外協力隊についての授業を行いました。

子供たちがどのようなことに関心をもっているのかを知るため、事前に担任の先生方にアンケート調査をお願いしました。

3年生は主にキルギスの食事や文化、言葉などに関心をもっている児童が多く、6年生は青年海外協力隊の活動や志望動機、派遣されてどのようなことを感じたかなど、より踏み込んだ質問が多かったです。

そのため、3年生では「キルギス」という国について、6年生では「青年海外協力隊」の活動を内容の中心として授業を行いました。

本来であれば、実物を触らせたりいっしょにゲームを行ったりする活動も取り入れたかったのですが、コロナ対応の中での授業のため、パワーポイントのスライドや写真を掲示し、マスクを着用したままキルギス語やロシア語を発声したり、コムズ(民族楽器)の演奏を聴かせたりするなどの手法で授業を進めました。

以下のコメントは、6年生が書いてくれた授業の感想から一部抜粋したものです。

「とても貴重な時間でした。生活の中で海外に目を向けるということはそう多くはないので、今日、キルギスという1つの国についてよりたくさんのことを知ることができてよかったです。」

「今日の授業ではじめて知ったことが多く、キルギスという国は文化や言語が全く違って驚きました。」

「ボランティアや海外に興味をもち、自分も行ってみたいと思いました。」

「キルギスの国旗の意味を聞いて、40もの民族が協力して生活しているなんて素敵な国だなと思いました。」

「私は今まで海外は怖い場所だと思っていましたが、今回のお話を聞いて、私も海外に行ってみたいと思うようになりました。」

「(日本とキルギスの小学校の違いを聞いたときに)キルギスの小学生は、掃除や給食の配膳をあまり自分たちではやらないと聞き、いいなと思ってしまいましたが、自分たちでやることで行動力が身に着くのだと思いました。」

「将来、自分が日本のことを誇れるような仕事を行ってみたいと思いました。」

「日本とキルギスを比較することで、それぞれの国の良さ、共通点や違いを考えることができました。」

「コロナウイルスが流行ってしまい、先生がキルギスから帰ってこなければならなかったのはとても残念に思いますが、その分私たち6年生が先生から話を聞くことができ、嬉しかったです。」

キルギスや青年海外協力隊については「知らない」「あまりよくわからない」と答えた児童が多かったのですが、はじめて知る情報に興味・関心をもってくれた様子で、授業後に質問に来てくれる児童もいました。

今後も機会があれば、日本の子供たちに自分が海外でのボランティア活動で見てきたことや感じてきたことを伝え、子供たちが海外や国際協力活動について考えるきっかけとなるような授業を計画していきたいです。

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