JICA海外協力隊の世界日記

異邦人~シルクロードの秘境「キルギス」を訪ねて~

キルギスからこんにちは!

世界日記をご覧の皆さん、こんにちは!

2019年度1次隊(キルギス・小学校教育)の荒井 達記(あらい たつのり)と申します。

2019年の9月から、キルギス共和国ナリン州ナリン県ジェルゲタル村という所の学校で、子供たちに算数や日本語を教えています。

今日は、私が活動している村についてご紹介します。

キルギスは、キルギス系だけでなく、ロシア系やウズベク系、タジク系、「ドゥンガン」と呼ばれる中国系など、様々な民族が混在している国です。

国旗の中央に描かれている太陽は、40本の光条を放っています。

これは、キルギスに住む40の部族を表しています。

その中央に、和睦と団結の象徴である「トゥンドゥク」を描くことで、キルギスに住む全ての民族の統合を表しているのです。

そのキルギスにおいて、私が活動しているナリン州は人口の9割以上がキルギス系であることから、「タザ・キルギス(純粋なキルギス)」と呼ばれています。

州域のほとんどが険しい山々に覆われ、「アユル」と呼ばれる多くの村では、馬や牛、羊などの家畜を飼育し、伝統的なキルギスの暮らしを営んでいます。

言語も、キルギスでは国家語がキルギス語、公用語がロシア語と定められており、首都のビシュケクでは多くの人々がロシア語を使用していますが、ナリンではほぼキルギス語が使われています。

村の気候は亜寒帯気候のため、年間を通して気温が低く、特に冬はマイナス30度から40度まで下がることもあります。

現在は毎日寒さに耐えながら生活する日々が続いていますが、美しく雪化粧した村の景色が私のお気に入りです。

これから、キルギスのことや私の活動について、この世界日記を通して皆さんにお伝えできればと思っています。

キルギスについて興味のある方だけでなく、まだ「キルギス」という国についてご存じでない方々にも、キルギスについて多くのことを知っていただければ幸いです。

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