JICA海外協力隊の世界日記

KeikoののんびりDin Maro便り

Eid Celebration

Cola vina(ゾラ ビナ!こんにちは!)

4月11日はイスラム教のEid Celeblation(イードのお祝い)でした。

一ヶ月続いた断食明けのお祝いになります。

1日14時間断食(日の出から日没まで)が30日間続くイスラム教の断食。

何か食べることはもちろん水一滴も飲まないんだとか。

わたしは考えただけでも辛いですが、こちらの方は普通に過ごしていらっしゃいます。

当たり前のこととして慣れているそうです。

※Eidについて詳しくはこちら→ラマダーン明けのお祭り『イード・アル=フィトル』とは? (urarekishi.com)

さて、今回のEid Celebration、友人からお祝いに誘われ、自宅にお邪魔してきました。

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↑たくさんのお菓子がお出迎え。

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↑サマイという甘くて温かい食べ物。細いパスタのようなものが入っています。美味しい。

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近くのご親戚のお宅にも訪問し、インドの伝統菓子を食べながら、お話を楽しみます。

友人宅のまわりはほぼ親戚で、15件くらいのコミュニティなんだそう。

彼女のお父様が大工さんで、全部自分で建てたそうです。

かっこいい!

ヒンディー語も少し習いました。

習った言葉は「ハム マンタ ナンゴナ ピオ」。

「わたしはカヴァが飲みたいです。」という意味。

ナンゴナ=カヴァはフィジーの伝統的な飲み物で、コショウ科の植物の根をすりつぶしたもの。

その粉を水で溶いて飲みます。

お祝いの時や、週末に家族や親戚、友人と過ごす時間、カヴァが好きな人だと毎日、といったように日常的に親しまれている飲み物です。

なぜこの言葉を教えてくれたかというと、この後カヴァセッション(みんなでカヴァを囲む会)に参加予定だったから。

もちろんちゃんと使いました!こちらの方は現地の言葉を少し使うだけで、とても喜んでくれます。

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↑カヴァセッションにて。

翌日聞いたら、夜の2時まで飲んでいたとのこと。

「次の日仕事だからね~。休みだったら朝までコースなんだけど。」

的なことを言ってました。笑

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↑かわいいワンちゃん猫ちゃんもみんなの輪に参加。

その後セッションはそこそこに、友人宅へ戻り、ご飯をいただきました。

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バターチキンカレーとジャスミンライス、ビリヤニ、ライタが準備されていました。

ビリヤニはインド風スパイシー炊き込みご飯、ライタはヨーグルトと刻んだ野菜を混ぜて塩で軽く味付けしたもの。スパイシーなものと食べると辛みが和らぎ、かつさっぱりと食べられます。

食後のデザートはアイスクリーム。

大好きなものばかり!嬉しい!

友人と友人のお母さんと、おしゃべりしながら食べていきます。

その日は友人宅に一泊し、翌日早朝に出発しました。

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↑サトウキビ畑の中の村。朝の景色が美しい。

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↑朝日もきれいに見えました。

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お昼ご飯用にロティを焼いてくれるお母さん。

もっちもちで美味しかったです。

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ラウトカに向けて出発!

こちらで栄養指導をしていると、断食という言葉をよく耳にします。

身体のことを考えると、特に糖尿病患者さんなどにはよくない側面があります。

でもこれが彼らの信仰・文化・歴史であるし、大切に尊重したいなぁと改めて感じた体験でした。

宗教でもなんでもありませんが、わたしもソウルフードである白ご飯とみそ汁を食べるなと言われても食べるでしょう。

自分の中に根付いている文化や、民族の中で受け継がれてきたものは、そう簡単には変えられないし、やはり尊いものだと思いました。

科学的根拠に基づく治療や栄養指導、それ自体は間違ってはいませんが、そちらを重視する余り、今まで培われてきた大切なものがないがしろにされているのではないかと常々思っています。

知識ばかりで頭でっかちになるのではなく、自身の体験や目の前の方への傾聴を通し、柔軟にハッピーに栄養士として関われたらなと思います。

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