JICA海外協力隊の世界日記

今日はキルギス日和

キルギス人の夏休みとイシククル湖

日本の子どもたちは夏休み真っ盛り、大人たちももうすぐお盆休みですね!

さて、今回はキルギスの夏休みの模様をお伝えします。

キルギスの学校は6月から8月末まで夏休みです。基本、宿題もありません。あってもちょっとだけ。

小さな子どもたちは外で遊びまわっています。

少し大きくなると家の手伝いをしています。

家の壁をペンキで塗ったり、家畜に与える冬用の干し草の運搬を手伝ったり。

キルギスの田舎に位置する我が家には、首都や周辺のまちの親戚の子どもが泊まりに来ています。

ふだんは首都に下宿している大学生のお兄ちゃんも帰省し、総勢10名。大所帯です。

毎日賑やか!!みんなが集まる夕食時は笑いが絶えません。

大人たちも夏を楽しみます。田舎の親戚の家に行ったり、ジャイロ―という山の牧草地に行ったり、湖に行ったり。

活動関係の人もタクシーの運転手もキルギス人は夏になると必ず「湖で泳いだ?」と聞いてきます。

「まだ…」と私が答えると、「なんで湖で泳がないんだ!?」と言われます!

そんなこんなで、私も任地が近くの隊員数名と私のホームステイ先の妹、いとこと近くの湖に行きました。

キルギスが誇る湖、イシククル湖です!!琵琶湖の約9倍の大きさで、世界第2位の透明度を持つ湖です。

旧ソ連時代は外国人の立ち入りは極端に制限されていました。

作家井上靖は1960年代にイシククル湖行きを切望していたが、ソ連政府の許可が下りず、その願いを叶えることはできなかったとのことです。

周囲から流れ込む川は多数あるが、流れ出る川は存在しない。

冬は極寒のキルギスであっても凍らない。

古くは7世紀、玄奘三蔵の「大唐西域記」にもイシククリ湖に関する記載があります。

湖底には多数の遺跡が水没していて、湖畔にはときどき陶器などが流れ着くこともあるようです。

自然科学的にも歴史的にも興味深い湖です。

海のないキルギス、でもイシククル湖がある!

みんな海水浴をするように湖水浴を楽しみます。

いつもは車の中から眺めているだけのイシククル湖だったけど、念願叶って泳ぐことができました。

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