JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン男子の 今日の1ページ

試験問題頻出のトピック

メイエガ!エゼカからでまちです。

5月下旬で年度が終わるカメルーン。次年度が始まるまでの約3か月間、長期休暇に入ります。そんな休暇の前に、CM2(小学6年生)にはCEPという進級試験が6月上旬に控えています。日本語にすると『初等教育修了証書』で、試験に合格することでこの証書をもらい、中学に進むことができます。5月は特に試験対策で問題演習を中心にがんばってきた子どもたち。写真の板書には、≪Bonne chance mes amis; みんなの幸運を祈る≫と応援メッセージも。ぜひ本番でもよい結果を出してほしい、と私も教科指導に熱が入ります。

ところで、過去問や模試を分析してみると、ある傾向が浮かび上がってきました。それは『サッカー』です。カメルーンの国技とも言っていいのではないかと思うくらい愛されているスポーツ。試験でもある意味で頻出です。どのように出題されていたのか、一緒に問題を解いてみましょう。

A:体育

①サッカーカメルーン代表の愛称を答えなさい。

②現在のカメルーンサッカー協会(FECAFOOT)の会長は誰か。

③今年のアフリカネイションズカップの開催国を答えなさい。

体育では実技だけでなく、ペーパーテストもあります。サッカー関連の問題、かなり正答率が高く感じます。

答えは①不屈のライオン、②サミュエル・エトー、③コートジボワール、です。

B:英語

・下線部に当てはまる適切な語を選択肢の中からそれぞれ選びなさい。

① We play football (before, after, until) school.

② Football is a sport (who, which, whose) is played by 11 players.

③ Last week, the Indomitable Lions of Cameroon (play, played, playing) against Eagles of Mali.

サッカーに関連する知識は必要ありませんが、こんなにサッカー関連のトピックが出ることに驚きです。ちなみに、the Indomitable Lionsがカメルーン代表の愛称です。the Lionsとも呼ばれます。

答えは①after, which, played, です。

C:算数

①サッカーの試合が1630分から始まり、105分後に試合が終わりました。今の時刻を答えなさい。

試合時間の計算問題までもが出題されました。答えは1815分です。

いかにサッカーがカメルーンで愛されているかが、試験問題からも感じることができました。私が出題するときも、必ずサッカー絡みの例文を作るように心がけていたりもします。

それでは、また次回のページで。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ