JICA海外協力隊の世界日記

中国最後の協力隊

国旗掲揚に参加しました

私の活動先である中国の公立高校では、毎週火曜日の朝『昇国旗』と呼ばれる全校集会があります。
各クラスがクラス旗をたなびかせ、階段を駆け下り、一斉にグラウンドに集まる様子は壮観です。

【朝、グラウンドを走る生徒たち。国旗は学校の中央にあげられます。】

生徒たちが歌う国歌にあわせて、『旗手』と呼ばれる人たちが国旗を掲揚します。
これは中国の小学校から大学で広く行われている習慣だそうです。
旗手は特別な服装をしていて、私は初めて昇国旗を見たとき

「外部の警察官が来ているのかな」

と緊張したものです。
恐る恐る近くの生徒に聞いてみたところ、

・旗手は有志生徒が行っている
・身長や様々な基準をクリアした生徒しかできない
・旗手はちょっとした憧れの対象になっている

ということがわかりました。

旗があがりきって、国歌が止むと拍手が起きます。

【旗手が国旗を掲揚しているところです。旗さばきにも作法があるようです。】

日本語学習クラスと英語学習クラスの何人かの生徒に、国旗の意味を聞いてみました。
どの生徒も気さくにすらすらと教えてくれます。
それを答えられない生徒は、誰一人としていませんでした。

そして一人の英語学習クラスの生徒が、国旗の説明の最後に私にこう聞きました。

「先生は中国が好きですか?」

その時のおずおずとしたような、それでいて芯のあるような表情は、今でも忘れることができません。
気付くと、周りの生徒も私のことをじっと見つめていました。

異国で暮らしていることを、強く意識した印象的な瞬間のひとつです。

(貴州 日本語教育 藤縄さやか)

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