2025/07/08 Tue
活動 野球
彼らとの最後の試合で素敵なプレゼント


先日、私が教え子たちに帯同できる“最後の試合”がありました。
人数もユニフォームも揃っていない、ルールも覚束なかった彼らが、とうとう「初勝利」を手にする瞬間を迎えました。
「これは君たちとの最後の試合だ。チーム目標はもちろん“勝つこと”。そのために、一人一人が自分の役割を全うしよう。君たちはこの試合、どんな目標を持っている?」
子どもたちは迷うことなく、次々と意気込みを発表。
「三振より、ストライクをたくさん取りたい!」
「送球は相手の胸にしっかり投げる!」
「アウトになっても泣かない、怒らない、文句言わない!」
以前は三振を恐れ、見逃しばかりしていた選手たちに向けて、私はこう伝えました。
「三振はOK。だけど、必ずスイング(挑戦)して帰って来て!」


ハラハラドキドキのプレイボール。
プレイボールとともに、1回表から打線がつながり、2点を先制。しかし、先発投手が三振した直後の守備が不安で押しつぶされそうでした。ところが、彼はそこからまるで別人のように切り替えました。
1回裏の守備で、驚くべき“3者連続三振”を奪って見せてくれました。スタンドもベンチも、これまでにない熱狂と一体感で埋め尽くされ、応援の声は最終回まで一度も途切れませんでした。
そして子ども達はいつも以上に積極的な打撃と走塁を見せ、ついに・・・初勝利!!!


試合終了の瞬間、グラウンドに鳴り響いたのは子どもたちの歓声、ハイタッチ、抱擁。
ベンチもスタンドも、喜びに包まれていました。
試合後のミーティングでは、「個人目標達成できた人ー?」と聞くと、
子ども達が皆キラキラした笑顔でロケット挙手で元気に返事してくれました。
チーム運営も指導も未熟だった私も、共に歩んだ2年間が、今日確かな“成果”となって返ってきたと感じました。
選手不在、ユニフォームなし、ルール知らず、キャッチボールもまともにできない状態から…
試合ができるようになっても、勝利の味を知らなかった彼らが…
練習の積み重ね、挑戦したスイング、互いを信じて投げた一球が…
この1勝にすべてがつまっていた気がします。
子どもたちの最後の試合で、初めての大きな一歩を刻む日。
これからも、この瞬間を原動力に、もっともっと野球が好きでいてくれたらそれだけで幸せです。
このチームに関われて良かったと心から思います。
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