JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ野球日記 ¡Vamos!

コスタリカ女子野球親善試合(アラフエラVSサンホセ)

3月30日(日)に私がコーチとして携わっている女子野球チーム(アラフエラ・サンホセ)の親善試合を私の任地であるアラフエラのグランドにて行いました。

0から始まった女子野球もようやく女性同士で試合ができるところまでレベルが上がってきました。ルールを始め、投打共にまだまだ練習が必要だと感じる部分は多くありましたが、練習だけでは学ぶことのできない事を実戦の中で学べる時間を作ることができました。

今回はグランドの使用時間が限られていたので試合を円滑に進めるために、特別ルールを設定しました。1イニングに5点入った時点で攻守交代です。もちろん3アウトが取れればその時点でチェンジです。

私は審判としてグランドに立ちプレイボールのコールをすると、爆音のレゲトン(ラテンミュージック)が流れ始め、攻撃側ベンチは音楽に合わせて自由気ままに踊り出しました。私にとって初めての感覚で日本には全くない雰囲気を感じ、日本にもこんな風に自分を表現できる人がもっといてもいいな…とも思いました。私も審判をしながらノリで少し踊ってみると、アメリカのお笑いベースボール(バナナボール)を想像させる雰囲気になり大歓声が上がりました。

試合は、エラー等がありながらも、ゴロやフライでアウトが取れたり、ヒットでの得点もあり伸び代しかないなという印象を受けました。今回の試合を通じて更に野球が楽しい、上手くなりたいという声も聞くことができ指導者として主催者として非常に嬉しい気持ちになりました。

経済的な問題や家庭環境の変化、野球初心者など指導を続けていく中で様々な試練もありました。それでも野球が好きで始めてくれた、続けてくれている人達のために試合の舞台を作ってあげることができ、何よりもエネルギッシュに野球を楽しんでいる姿を見ると頑張って活動を続けてきて良かったという感情になりました。

これで終わりではなく、これをきっかけに試合の機会を定期的に設け今後も野球を楽しめる環境を作っていきたいと思います。

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