JICA海外協力隊の世界日記

モンゴル製品と私の日常記

#30 モンゴル遊牧民冬まつり

先日、首都ウランバートルにある国立公園で、「モンゴル遊牧民冬祭り」が開催されていました。

開催期間は1週間ほどで、私は最終日に行ってきました。

このお祭りは遊牧民の生活を伝え、文化を守ることを目的として開催されています。

会場には多くの子ども連れの来場者が足を運び、都市の生活では日常的に触れることができない体験を楽しんでいました。

会場には、馬、羊、牛といったモンゴルを代表する動物たちとの触れ合い体験をはじめ、ラクダやトナカイ、鷹と交流できる場所もありました。

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また、犬ぞりやモンゴルの弓矢体験もありました。

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会場内には氷でつくられたモニュメントが点在しています。

モンゴルの文化を代表するものから、海外の方によるモニュメントまで様々でした。

また、会場にはゲルもいくつか設置されています。

ゲルの中に入ると、おもてなしのアーロール(モンゴルの乳製品の食べ物)やボールツォグ(モンゴルの揚げパン)が配られます。他にも、子どもたちが体験するためのワークショップなども開催されていました。

外が寒いため、ゲルの中で暖をとって一休みしている人もいました。

お祭り会場内には、モンゴル南西部のゴビ砂漠に生息する「ゴビグマ」の国際氷彫刻コンクールの最優秀作品がいくつか展示されていました。ゴビグマは、絶滅危惧種の中でも最も絶滅のおそれが強い「深刻な危機」に相当する希少動物です。

展示を通して、ゴビグマ保護への意識を高めて貰うことも、このお祭りの目的の一つのようです。

たくさんのゴビグマの氷彫刻の中には、一緒に記念撮影できるものもありました。

広い国立公園を2時間ほどかけてまわり、モンゴル遊牧民冬まつりを楽しみました。

最近、ウランバートルアは少し暖かくなってきましたが、会場への移動も含めて3時間外での滞在は寒すぎて、風邪を引きました。

さすが世界一寒い首都ウランバートルです。

冬にモンゴルを訪れる際には防寒対策をしっかりと行ってください。

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