2020/01/10 Fri
活動
【活動】自伐林家による製材加工プロジェクト①
今回は自伐林家による製材加工プロジェクト①を紹介します。
<経緯>
配属先である森林研究省ムンダ事務所では、小規模ながら人工林を所有している森林所有者の方々と協同して、成熟した立木の伐採から木寄せ、山土場での製材加工、ボートを使用した加工木材の運搬、乾燥、コンテナ輸出に至る一連の過程を実施し、「これまでに育ててきた森林から確かに利益を得られることを実証するプロジェクト」に取り組んでいます。
この活動は、オーストラリア政府研究機関「ACIAR(Australian Centre for International Agricultural Research)」と連携しており、主に過去2~3年間をかけて取り組んできました。業務はいよいよ大詰めを迎えていることから、これまでの活動内容について言及したいと思います。
<活動概要①>
管轄地域内の森林所有者との交渉により、チーク(Teak)造林地を対象としてプロジェクトを実施しています。チェーンソーでの伐採後、人力で土場までの木寄せを行います。持ち運び可能なポータブル製材機を土場横に設置し、次々に製材作業を進めていきます。
植栽後、10~20年を経たチーク造林地内の丸太は既に胸高直径が30~40cm程度にも生長しており、1本の丸太からは数個の製材品(Timber)を生産することができます。
<ココに注目!!>
全てが人力なのでとても大変!!製材加工の作業では帯鋸を使っているので、この際には文明の利器を使用していますが、丸太を引っ張ってくる作業などは全て人力!!毎日が筋肉痛との戦いという日々が続きました!これは本当に大変でした。
<写真の説明>
【写真①】チーク造林地と伐採後の丸太
丸太の長さは一律2.4mに玉切る
【写真②】丸太を移動させる作業が大変
【写真③】製材機への丸太設置が完了
SHARE