2020/01/17 Fri
活動
【活動】自伐林家による製材加工プロジェクト②
今回は自伐林家による製材加工プロジェクト②を紹介します。
<活動概要②>
土場まで運んできた丸太を製材加工していきます。当プロジェクトで使用しているアメリカ製のポータブル製材機(帯鋸)では、直径約60cm程度までの太さの丸太であれば切削可能であることから、植栽後10~20年を経過したチークであれば概ね作業可能となります。それでも、時には帯鋸が切れてしまうこともありますし、のこ屑が詰まってしまい作業能率が下がることもあります。適切な知識を携えて、日々のメンテナンス作業も大切にしていくことが必要ですね。
製材加工後の木材サイズは、厳密には「メートル法(m)」を用いる場合もありますが、多くは「インチ(inch)」を使用します。製品として商取引される木材(Timber)は、厚さ(d)が2インチ(約5cm)となるため、今回のプロジェクトの現場では2.25インチ≒2+1/4インチ(約5.5cm)として若干厚めに切削します。幅(w)は様々な用途を想定しているので、2インチ以上であれば良いこととしています。長さ(l)は2.4mで統一しています。
<ココに注目!!>
製材加工した木材を全てボートに載せて運びます!島嶼国ソロモン諸島ならではですね!道路整備がなかなか発達できない環境下にあるため、移動手段・輸送手段の多くはボートです。搭載されるエンジン(OBM:Out Board Motor)のシェアは「YAMAHA」や「SUZUKI」などの日本メーカーが大半を占めています。
<写真の説明>
【写真①】ポータブル製材機を使用して作業開始
【写真②】まずは厚さを固定し、その後皮や辺材を切削
【写真③】製材加工した木材をボートで輸送
SHARE