2020/02/05 Wed
文化
【文化】⑤仕事の終りとクロコダイルと・ワンダーランド
今回はワニ(クロコダイル)のエピソードについて紹介します。
<地域性>
配属先での業務において、しばらくの間は頻繁に立ち入っていた現場があったのですが、道中で必ず通らなければならない川がありました。その名は「クロコダイルリバー(ワニが住む川)」。
クロコダイルはマングローブ(Mangrove)周辺の地域で主に生活しています。マングローブは「潮間帯」と呼ばれる海水と淡水が混じりあう地域を好み、数多くの樹種が存在しています。根が大きく二酸化炭素貯留量が多いため、地球温暖化対策の観点からも重要な森林です。
基本的にクロコダイルは夜間に活動するため、日中はおとなしく過ごしていますが、朝晩の移動時には我々の目の前に姿を現してくれます、時に大きな口を開けて…。いやはや、恐ろしいやら、だけど興奮しちゃうドキドキ体験を何度味わったことか。
<人を食べるのか?>
現地の方々の話をまとめると、同じくワニでも「アリゲーター」とは人を食べず、「クロコダイル」とは人を食べる可能性があるものとして認識されているようです。
したがって、ソロモン諸島国内に存在するワニたちはクロコダイルと概ね呼ばれているので、「人を食べる可能性はある」ということ。いやはや末恐ろしい。
確かに、私が赴任してきた2018年8月以降、任地ムンダにおいても12歳頃の子どもがクロコダイルに食べられて死亡した事例がありました。特に早朝と日暮れ後、油断はできないようです。
<飼ってるの?>
そんな危険なクロコダイルを飼っている住民がいた!な、なんと!任地ムンダのとある住民の自宅を訪問してみると2頭もいる!しかもデカい!
どうも小さなときから飼っているらしく、気づいたら体長2m以上にまで成長したらしい。しかも、数頭は檻から逃げ出してしまい、それ以降は帰ってきていないらしい。どこへ行ったんだろう…
さて、食べさせている餌は何なのかと尋ねてみたところ、、、なんともまた恐ろしい答えが返ってきた。回答は記述に苦慮するので、皆さんのご想像にお任せしたい。
<写真の説明>
【写真①】遭遇するクロコダイル
【写真②】真剣なまなざしでクロコダイルを探してくれる同僚職員
【写真③】任地ムンダで飼育している人がいた、何を食べるのかな
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