2020/02/12 Wed
文化
【文化】⑫ココナッツミルクの恋人
今回はココナッツミルクとの関わりについて紹介します。
<早削りを目指して>
ココナッツと聞くと、「中身のジュースを飲むもの」というイメージがあるように思いますが、料理の場面では別な用途でも使用されます。
代表的なものが「ココナッツミルク」です。ココヤシの木から採取した直後のジュースが飲める状態のココナッツではなく、しばらくの期間乾燥させておいた「ドライココナッツ」を使用します。このドライココナッツを半分に割り、中身の白色の部分を専用の機械で削っていきます。その後、削りカスを時には水と混ぜ合わせて絞ると、白濁した液体「ココナッツミルク」が完成します。
<オススメは>
ココナッツミルクは様々な料理の調味料などとして大活躍してくれます。お米を炊く際、水の代わりに入れる、あるいは水と混ぜて炊き合わせた「ミルキムライス」も絶品ですね。ほのかに甘くておいしいご飯に炊きあがります。私はココナッツクラブ(ヤシガニ)やマッドクラブなどのミルキム料理が好きです。
食べるだけではなく、ココナッツを削るという調理の過程から楽しめるようで、興味深い体験がソロモンでできたことは嬉しかったですね。
さて、ココナッツミルクと相性の良い料理は何でしょうか?皆さまもいろいろな料理に試してみていただきたいです。
<写真の説明>
【写真①】マーケットで販売されるドライココナッツ
【写真②】ドライココナッツの内側を削るソロモン人
【写真③】ココナッツミルクで調理したミルキム料理
→左がココナッツクラブ(ヤシガニ)、右がマッドクラブ
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