2020/02/23 Sun
文化
【文化】㉓ホニアラ奇譚集
今回は「ホニアラでの奇怪なエピソード」を紹介します。
<ここはどこ?>
首都ホニアラの港で、マライタ州アウキ行きのフェリーに乗った際のエピソード。
夜6時の乗船後、人々で溢れる船内を歩いていたところ、私はそれを見つけた。
「運賃表、旅客(父島⇔母島)…」と全て日本語で記載された料金表示板。不自由なく読み終えてしまったため特に気にしなかったが…いやいや、これは確かに日本語で表示されているのである、ここはソロモン諸島のはずなのに、どうして?(笑)
<中古船・中古車>
日本の中古船が買い取られ、ソロモン諸島の国内交通において再度活躍の場を与えられたようである。確認したところでは、日本の中古船はこのほかにも一隻ある。さらに韓国の中古船も別な日に乗船することができた。さすがにハングル文字を読むことはできず、船内の表示内容はさっぱりわからなかったのだが。
ソロモン諸島国内では、フェリーに限らず、特に日本製の自動車がたくさん走行している様子を目にする。大手自動車メーカーの中古車が数知れず、「●●自動車学校」や「○○酒店」と日本語標記の入ったタウンエースや2トントラックなどが国内交通網の主役を担っている様子を目にする。
排ガス規制を設けるようなことがあれば相当困りそうなところだが、新車生産の必要性がなく、モノを大事に最後まで使ってくれている…と捉えるならば、これはありがたいことなのかもしれない。
<写真の説明>
【写真①】運賃表、旅客(父島⇔母島)…
【写真②】首都ホニアラの港を出発前の2隻の日本の中古船
【写真③】マライタ州アウキの港に深夜到着、多くの人々が下船
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