JICA海外協力隊の世界日記

青森県庁林業職員の元気もりもり『森×森』活動記!!

【文化】㉙ソロモンにいったい何があるというんですか?:下

 今回は「ココナッツ製品」について紹介します。

<ココナッツ100%>
 いろんなココナッツ製品を生産・販売しているココナッツパシフィック社を訪問しました。主役商品のココナッツ石鹸やココナッツオイルのほかにも、ヨーグルトや各種化粧品類、ココナッツの木から作ったウッドカービング(木工芸品)などなど、多岐にわたる商品を取り扱っています。
 製造工程も非常に興味深いです。原料となるココナッツの木や実については、廃棄物ゼロを目指すために様々な形で再利用しています。製品としては使用されないココナッツハスク(皮)は燃焼されることで熱源となります。また、森林病害虫被害として近年問題視されている「ココナッツビートル(CRB)」対策として、ココナッツの木を伐倒・採材して薪利用、またはウッドカービングを製作しています。
 さらに、身体の不自由な人々の雇用にも力を入れており、それぞれの現場において可能な作業に従事して頂くことで、雇用環境の提供を行ってるようです。

<工場見学>
 工場見学が可能です。大人はお一人様SBD50ドル(700~750円程度)お支払いいただき、3人以上の見学者がいる場合に対応してくれるようです(要予約)。
 なお、製品販売スペースについては無料で入場することが可能ですので、お買い物だけの目的でも予約無しで気軽に行ってみてはいかがでしょうか。

<写真の説明>
 ココナッツパシフィック社での工場見学風景より(Kokonut Pacific:首都ホニアラ)
【写真①】多くのココナッツ製品を前にして胸が高鳴る同期の青年海外協力隊員
【写真②】ココナッツの中身を削る工程
【写真③】削ったココナッツの乾燥工程、ココナッツの殻はストーブの燃料として再利用
【写真④】ココナッツの中身を圧縮することで、オイルを抽出
【写真⑤】オイル抽出後のココナッツのカスは、家畜飼料等として再利用
【写真⑥】ココナッツの木はウッドカービングとして加工

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