JICA海外協力隊の世界日記

東ティモール食堂

迎合するということ

だいぶこの国と勤務地にも慣れてきました。

これはピザの調理実習の授業風景です。

もちろん、様々問題はでてきます。買い物頼んでも全然違うの買ってきたり、この国言葉がフワッとしてるから例えば葉っぱの野菜とか一括りになる事が多いです。魚も種類がなくて大きい魚、小さい魚って呼んでる事が多いです。

調味料を頼んでもそもそも知らない、、何それっ?て感じ・・・

愚痴じゃないです、それもすべて受け入れます。彼らまだまだ書き始めのノートみたいなものです。余白がいっぱいだから覚えれます。

これはグラタンのベシャメルソースを生徒に作ってもらってます。

この国には乳牛がいません、だから全部粉ミルク使ってます。あとバターもマーガリンで代用です。日本人からすると味は劣ります。

それでもみんな美味しい美味しいって喜んでくれます。人間はこうあるべきだなぁと少し思ってて、日本ではどこどこ産のマグロがどうとか鯖がどうとか野菜は採れたて直送とか・・・料理人がこんな事言うのも何ですが正直いきすぎてるなぁ~て感じてました。

こういう素直な人達を見て時々嬉しくなります。

ちなみにマーガリンを肯定してるわけではないです。

実は実習で作ったものは食べられないというのが慣例です。

作ったものは売りに出します。近所の人だったり、お金持ってる生徒や先生が買っていきます・・・

それが次の材料費になって調理実習の授業が回るというシステムです。

っで生徒はインスタントラーメンを安いので食べてます、しょっちゅうラーメン食べてます。

否定してませんよ~日本だと料理学校の学費高いもん、この国公立で料理科あるし公立タダでいけるし・・・いいシステム!

しかし、半年経って思うのが迎合するのもそろそろ止めにしないと・・・

今日夏休みが終わって(ずっと夏だけど)2週間目なんやけど、先生が来ない。全然授業してない、出来ない。生徒はみんな来てる。

日曜日から出張で違う街に会議という名目で15人位で行ったらしい。。同僚になんでみんなで行くの??これ生徒来る意味ある??っ聞いたらあるって!!授業ないよそれでもある?って聞いたらあるって!文化だから日本人にはわからない、イヤなら今週休んでいいよ~って

そういうことじゃないんだけどなぁ~

学校は午前か午後だけやし。一日2,3時間しか授業がない、なのに先生がすごい尊い存在になってる・・・この国の教育現場の怠惰が目に余る、日本人の感覚かなぁ~

これからは難しいけど同僚ともっとぶつかってみようと思ってます。

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