世界一暑い国の空から…

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遠藤 浩之
茨城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ジブチ ジブチ市
一言メッセージ
茨城県の中学校英語科教諭。現職教員特別参加制度を利用して,世界一暑い国ジブチで活動中。地域開発センター(CDC)で青少年にスポーツ及び文化活動の場や機会を提供しています。

 

62.アフリカで掲示物は貼ってもムダ?

2019.06.30

活動

こんにちは。遠藤浩之です。

今回は活動先CDC(地域開発センター)で,いくつか掲示物を作ってみたというお話です。

まず,作ったのは日本語教室の掲示物です。(1枚目の写真)

日本語教室はいつもCDCの図書室で行っているのですが,特に掲示物もなく殺風景でした。

生徒はたくさん来て大盛況な日本語教室。

掲示物を作るまでは,図書室の扉を開けるまで「日本語教室をやっている感」が全くありませんでした。

日本語教室がない日も,この掲示物を見て「あっ,ここで日本語教室やってるんだ‼」「私も参加したい‼」と,言っているジブチ人がちらほらと。

さらに生徒数が増えてきました。

次に作ったのは,喫煙防止ポスターです。

CDCのもともとの設置理由は青少年の非行防止のようです。

CDCをよく利用する青年たちにたばこの害を説明したあと,自分の意見を紙に書いてもらいました。

「たばこは体によくない。」

「がんのリスクが高まる。」

「大好きなサッカーができなくなる。」など,

「たばこは絶対吸いたくない」という意思表明のようなものを書いている青年が多かったです。

さて,掲示物作成に取り組んだのは実は派遣から1年近く経ってからのことです。

なぜ,これまで作らなかったのか?というより作れなかったのか?というと…。

「掲示物を貼ったら子どもたちがいたずらして剥がしてしまう」

「貼るなら子供が届かない高いところに貼らなくちゃ。」

「ここはアフリカだから。」

と同僚に言われていたからです。

以前日本語のあいさつ表現の掲示物を作ったら,「よし,すごくいいから,剥がされないように高いところに貼ろう!!」と言われ,文字さえ見えなくなるほどの高い位置に貼られてしまいました。

これでは意味がないとずっとあきらめていました。

しかし,学校を辞め,たばこの害を学ぶ機会がない彼らに少しでもたばこの害を知ってもらいたいと思い,再度挑戦しました。

(ちなみに学校に行っていても,たばこの害については理科の授業で少し触れられる程度だそうです。日本のように喫煙予防教室などはありません。)

「剥がされたら何度でも作りなおします‼」と主張し,とりあえず子どもたちにも見える位置に掲示させてもらいました。

以前,日本語教室の掲示物の折り紙で作った部分が一度誰かに持って行かれてしまいました。

きっと折り紙に興味をもった子が持って行ってしまったのでしょう。

すぐに貼りなおしました。

たばこの掲示物は未だに剥がされていません。

掲示物に私が書いたメッセージが彼らに届いているからだと信じています。

「たばこは吸わないで‼だってあなたはジブチの未来をつくる大切な人なのだから…。」