世界一暑い国の空から…

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遠藤 浩之
茨城県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ジブチ ジブチ市
一言メッセージ
茨城県の中学校英語科教諭。現職教員特別参加制度を利用して,世界一暑い国ジブチで活動中。地域開発センター(CDC)で青少年にスポーツ及び文化活動の場や機会を提供しています。

 

51.イスラム教クイズ大会‼

2019.05.25

文化 活動

こんにちは。遠藤浩之です。

今回は活動先CDC(地域開発センター)で5月より行われているイベントについて紹介します。

以前紹介しましたが,イスラム教が多くを占めるジブチではラマダン月が始まっています。

イスラム教徒のほとんどの人は日中は断食をするため,そんな彼らとともに時間を過ごすだけでイスラム教の行事の雰囲気を味わうことができます。

CDCでもイスラム教らしい雰囲気が味わえるイベントが行われています。

3つのイベントが曜日ごとに同時進行で行われています。

参加者は小中学生の子どもたちです。

①イスラム教に関するクイズ大会

②アラー(イスラム教の唯一神)の名前全部言えるかな?

③コーランの暗唱大会

CDCで予選を行い,上位3名が選出され決勝戦に進むようです。

①イスラム教に関するクイズ大会

「コーラン」の内容について,「ハディス」の内容についてなど,イスラム教に関するクイズが出題されます。

「コーラン」とはイスラム教の聖典で,「ハディス」とは預言者ムハンマドの言行録のことです。

アラビア語,または日常生活言語であるソマリ語でイベントが実施されているため,また私のイスラム教の知識が乏しいため,私はまったく内容が理解できませんでした。

②アラーの名前全部言えるかな?

イスラム教の唯一神アラーには名前が99個あるようです。

これを子どもたちは学校やモスクで教わり,覚えなければいけないようです。

今回のイベントの参加者ではないCDC利用者の大学生にも

「あなたも99個全部言えるの?」と聞いたところ,15個くらいは言えていました。

やはり覚えるのも,ずっと記憶しておくのも一苦労のようです。

ジブチではイスラム教の信仰度合いが人によって差があるように感じます

しかしそれは,私たち日本人も信仰に対する姿勢が人それぞれ異なるのと同じかもしれません。

ラマダン中で日中は飲食できないはずですが,路地裏などでは水を飲んでいる人,たばこを吸っている人をたまに見かけます。

イスラム教ではお祈りを15回行うことになっていますが,きちんと行っている人と(おそらく)行っていない人がいます。

時間に融通を利かせてお祈りを行う場合もあるようなので,実際には合計5回きちんと行っているのかもしれません。

ちなみに活動先CDCのセンター長はきちんと時間になるとモスクに行ってお祈りをしています。

その一方で,お祈りの時間になってもいつまでもずっとCDCにいる子どもや大人もいます。

そういえば,任国外旅行で飛行機に乗っているときに,飛行機の中でお祈り用のマットを通路に敷いてお祈りを始めるアラブ系の集団がいました。

さすがに,客室乗務員に注意されていましたが。

このように厳格な人とそうでない人がいるようです。

③コーランの暗唱大会

イスラム教の聖典コーランを暗唱する大会です。

上手な人はまるで歌のようにリズムに合わせて唱えています。

人によっては,平坦に,棒読みのようにスラスラ唱える人もいます。

これはきっと覚え方の違いなのでしょう。

大会の審判は各CDCのセンター長が行っています。

また,地域からイスラム教に精通した人を呼んでその人も審判に加わっています。

クイズ大会の問題もこの審判団が考えているようです。

まもなく各CDCの上位3名が決定し,決勝戦が行われます。

同時にラマダンの終わりも近づいているということです。

決勝戦およびラマダン明けのジブチの様子が楽しみです。