JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

139.帰国まで約2週間‼

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。
帰国まで,あと2週間ほどとなりました。(3月20日帰国予定)

ただ,コロナウィルスの影響で帰国便や帰国後の研修に様々な影響が出ている模様です。
日本の学校も,急に休校となったり,卒業式が縮小して行われたりと,これまでにない緊急事態のようですね。

今回は,帰国間際の今の気持ちを綴っておこうと思います。

まず,「帰国間際,やるべきことが意外とたくさんあるな」ということです。

帰路届,第5号報告書,最終報告会,引き継ぎ書の作成,表敬訪問,銀行口座の解約,住居の片付け…などなど。

私は,早めに最終報告会を終えていたことと,まだジブチでの任期が続く他隊員との同居であったこともあって負担は少ない方だと思います。

ただ,銀行口座の解約など日本ほどスムーズにいかないので,何度も銀行に足を運んだり,ジブチ人を催促したりと手間がかかります。

そして,今回はやはりコロナウィルスの影響で様々な変更が生じていることもあり,このまま帰国できるのか少し不安に思っているところです。

次に,「早く日本に帰りたい‼」という気持ちです。

久しく会っていない家族や友人にまもなく会えると思うと,やはり楽しみなものです。

ジブチに来てからは,しばらくは会えないなと思っていましたが,まもなく会えることが分かるとウキウキするものです。

日本食もおなかいっぱい食べたい‼

また,協力隊に来る直前に勤務していた日本の学校の生徒たちに会うのも楽しみです。

きっと大きくたくましく成長していることでしょう。

ただ,今3年生のみんなは,コロナウィルスの影響で自宅学習を余儀なくされている中,入試を迎えるという境遇に陥っているはずです。

卒業式も簡素化され,寂しい思いもしていることでしょう。

遠いジブチから,みんなの健闘を祈っています。ガンバレ!!

最後に,やはり「ジブチを離れるのは寂しいな」という気持ちです。


イライラすることもたくさんありますが,ここで出会ったかけがえのない仲間や同僚,子どもたちがいます。

実は,2月は休暇をいただき任国外旅行に行っていたので,ほぼジブチにはいませんでした。

久しく帰って来たジブチですが,「おぉ帰って来たか‼」と,いつもあいさつ程度しか交わさない近所のおじさんたちも,喜んでくれていました。

活動先に行くと,子どもたちも飛びついて来る勢いです。

ジブチでの彼らたちとの出会いや活動を通して,彼らの中に,「日本人」という存在が刻まれていればと思います。

私の活動の成果は見えにくいものです。

青少年活動ということもあって,数値で測れる成果はほとんどありませんでした。


それでも,各地域のCDC(地域開発センター)で活動し,住民の中に「日本人と何かした」という思い出は彼らの中に残ったはず。

何より,私の中には,ここジブチでの思い出がたくさん詰まっている。

残りの2週間。

お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えていきたい。

写真1枚目:アベ湖でヤギと戯れる私

写真2枚目:アベ湖へ向かう途中の果てしなき大地(ガイドさんとともに)

写真3枚目:活動先の子どもたち

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