JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

140.日本へ帰国(予想外の展開‼)

こんにちは。2018年度1次隊ジブチ派遣(青少年活動)の遠藤浩之です。


とうとう日本へ帰国しました。

予定よりも3日早い帰国です。

そして,なんとジブチ隊員と全員で帰国することになったのです‼

現在,世界中のニュースで騒がれているコロナウィルス。

ジブチでも大きな話題となっています。

(※帰国日時点で,ジブチではまだ感染者は確認されていません。)

新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため,ジブチの空港からの出入国が全便中止になることが決まったのです。

もともとのジブチ出発予定日では航空便がなくなってしまうということで,急遽帰国日を繰り上げることになりました。

そして,すでに日本でもニュースになっていますが,世界中の協力隊全員の「一時日本退避」が決定したのです。

今回,もともと任期終了に伴い帰国予定だったジブチ隊員は私一人だけ。

同期隊員5人でジブチに赴任しましたが,現職参加の私は一人だけ先に寂しく日本に帰るのだろうとずっと思っていました。

それがなんと,同期隊員どころかジブチ隊員全員といっしょに帰国することになったのです。

実は,帰国日が早まったことが決定する前日に,私の送別会を開いてもらい,感動のお別れをしたところでした…。

こんなにもすぐに再会というか,ともに帰国できるとは思いませんでした。

ただ,私もジブチでやり残したことがあります。

日本語教室の生徒たちへの修了証授与式と任期中最後の日本文化交流会の実施です。

途中まで準備していたのですが…。

生徒の一人が,そのイベントで私に渡すはずだった自家製ケーキを写真で送ってくれました。

なんともありがたいこと。

他の隊員にとっては,もどかしい気持ちだと思います。


思わぬタイミングでの日本への帰国は,うれしいと感じる部分もあるかもしれません。

しかし,任期の途中で,活動も軌道に乗ってきたところだった人もいると思います。

やり残したこともあったかもしれません。

急な帰国だったので,お世話になった方々にあいさつもできなかったことでしょう。

ジブチに戻れる可能性がない訳ではありません。

まずは,自分自身の健康と安全を確保し,一刻も早くこの事態が終息に向かうことを祈るしかありません。

帰国はしましたが,しばらくこの世界日記の執筆も可能なようなので,まだお伝えできていなかったジブチでの体験・協力隊としての経験を今後も共有していきたいと思っています。

久しぶりの日本食はやっぱりおしかったです。

ジブチ隊員全員で帰国して,みんなで食べたお寿司は格別でした。

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