JICA海外協力隊の世界日記

レレ村からナマステ

दैनिकी_१ ルパさんの種屋さん

ナマステ。2023年8月からネパールのラリトプール郡レレ村で活動している榎本未希です。
任地レレ村は表情豊かな美しい山々に囲まれており、今はマリーゴールドが満開の季節です。
日々の生活や活動の様子を発信していきます。

【レレ村の基本情報】
面積 約30km²
標高 1600m~2200m
人口 約7000人

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レレ村の中心地にあるメインロードは、小さな個人商店が並んでいます。
布団屋、駄菓子屋、仕立て屋、雑貨屋、薬屋…
半年前に道も舗装されたようで、メインロードだけ見ると村というよりも町のようです。

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▲レレ村のメインロード。バス通りにもなっている。

メインロードの朝は早く、朝7時前には皆さんお店を開け、お祈りし、
学校に通勤する子どもたちをみんなで見送ります。
10時ごろになると朝ごはんを食べるため一度店を閉め、商品の買いだしなどに行った後、
再度お店を開きます。

私のカウンターパートのルパさんは2年前にメインロードで野菜の種屋さんを始めました。
季節に合わせてさまざまな種類の野菜の種を販売しています。

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▲カウンターパートのルパさん。レレ村の農業事情について誰よりも詳しい。

ルパさんの種屋さんはバス通りにも面しており、
これからカトマンズに行くためのバスに乗る人の待合場所となったり、
近所の方々のおしゃべりの場となったり、学校帰りの子どもたちが遊びに来たり。
レレ村唯一の種屋さんなので、農家さんの来客も絶えません。

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▲種だけでなく肥料、農薬や鶏のエサなど。多種多様な農業商品を販売しています。

ある農家さんは、農作物についた害虫を紙に包み畑から持ってきます。
ルパさんはその虫を見て、どの農薬が効果的かを判断し、時に調合しながら農薬の使用方法を伝えます。
また大根の種を買いに来たお客さんには、季節や好みによって、複数種類ある大根の種から最適な種を提案します。

私は活動の前後や予定のない休日はルパさんの種屋さんに滞在しています。
3軒隣のチヤ屋さんのネパールの甘い紅茶を飲み、種のパッキングを手伝いながら
お店にいらっしゃる村の方々とお話しして過ごしています。

最近のレレ村のホットトピック、昔の思い出話、今日の夜ごはんのこと、新しい人が引っ越してきたこと、
仕事のこと、家族のこと、最近の気候のこと、日本のこと、ネパールのことなど。

お店にいらっしゃる方々からはレレ村のことをたくさん教えていただいています。

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▲今日のおやつはピーナッツ

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