JICA海外協力隊の世界日記

セネガルの浜辺から

活動紹介

今回は私の活動をご紹介します。

[配属先]
ンブール県水産局(漁業監督部)
過去9代の隊員が様々な職種で配属されており、私で10代目です。
水産資源管理3名、村落開発普及員4名、コミュニティ開発1名、水産開発1名、そして私です。いずれの隊員も、零細漁民の生活をよりよくする為に活動されてきました。

[活動場所]
ンブール県ニャニン村
ンブール県は、ンブール、ニャニン、ポワント・サーレーン、ジョアールなどの主要な漁場を有し、セネガルの水産業を語るには外せない重要な県です。配属先の水産局がンブール県全体を統括していますので、行こうと思えばンブール県内どこにでも行くことができます。しかし、アクセスのしやすさや村の規模等から活動のしやすさを考慮し、ニャニンを活動場所に決めました。

(出典:Google Map Google Mapでンブール県と検索して出てくる範囲です。小さくて見えにくいかと思いますが、地名を追加しています。)

[活動対象]
零細漁民
木造船のピローグと呼ばれる舟で漁をしている漁民です。

[活動内容]
零細漁民がより良い生活を営むための活動
セネガルのお魚隊員と言えば、1980年代に開始された牡蠣の養殖隊員が有名かと思いますが、私は牡蠣でも養殖でもなく、以下活動を行っています。

・生活実態調査
過去9代の隊員の活動実績がありますが、彼らの活動によって現在どのような生活を零細漁民が営んでいるのか、その詳細を探ります。家庭訪問や聞き取り調査等を通じ、彼らの生活を知り、潜在課題を見つけ、生活をより豊かにするための活動を考え実行します。食事、睡眠、健康状態、仕事など、多様な角度から生活を明らかにしていきます。

・過去隊員の活動追跡調査
9名の先輩隊員の活動が零細漁民にどのような効果をもたらしたのか、彼らの任期終了後にどうなったのか、活動の継続性はあったのか、これらの確認を行います。生活実態調査の結果、過去の隊員と同じ活動を行う可能性があります。零細漁民に対する過去の活動の結果とその後を学ぶことによって教訓を得ることができ、より有効な改善手段を考えることが出来ます。

以上2つの活動を通じ、零細漁民の生活をより良くする為に行うとよい活動分野を把握し、見えた課題に対し残りの任期でいくつか改善策を実施したいと思っています。その反省点を踏まえた上で、あるのであれば11代目の隊員に襷を繋げられればと思います。

[目標]
零細漁民の生計向上

(木造船です。フランス語ではピローグ、ウォロフ語ではガールと言います。)

いかがでしょうか?

コミュニティ開発隊員の活動と言っても、その内容は多岐に渡ります。セネガルに限定せず、「コミュニティ開発」という職種に焦点を当てれば、教育系隊員、保健系隊員、水・衛生系隊員、物づくり系隊員、そして、私のように調査系隊員など、様々な隊員がいます。コミュニティ開発隊員の活動をお知りになりたい方は、是非他の隊員の日記も読んでみてください。


今後活動についての投稿もさせて頂くかと思いますが、基本的には上記活動に基づいた投稿になります。

次回は使用言語について投稿します。

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