JICA海外協力隊の世界日記

セネガルの浜辺から

ウォロフ語と歯痒さ

セネガルの公用語はフランス語ですが、多数の民族とそれぞれに言語があります。大部分を占めているのはウォロフ族のウォロフ語です。他にも、セレール族のセレール語や、プラール族のプラール語などがあります。私たちセネガル隊員は、セネガルに赴任後、それぞれの任地に赴く前に3週間の現地語訓練を受ける機会を頂けるのですが、任地によって訓練言語が異なります。

私はウォロフ語を勉強し任地に赴任、今も日々学び続けています。

さて、このウォロフ語、実は口承言語で正確な綴りがありません。
正確には、「ありませんでした」と書くのが正しいかもしれません。と言うのも、同期教育隊員によると、昨年秋冬ごろから小学校でウォロフ語を教え始めたらしいのです。実際にタクシー乗車中の小学生がやっていた宿題では、タンタンがウォロフ語で冒険をしていました。
その為、語学訓練では文字に起こされたウォロフ語でウォロフ語を勉強しますが、一歩フィールドに出ると文字で伝わる人は稀で、伝える為には発音をしなくてはなりません。

ウォロフ語上達の為には、ひたすら聞いてひたすら話す、これしかないように感じています。

しかしこれが難しいのなんのって。。
実は私、英語を習得しているのですが、留学をしていた頃、ケバブ屋さんでチーズバーガーを頼んだにも関わらず何度もチキンバーガーが出てきた事がありました。チーズを正確に発音できず、店員さんの耳にはなぜかチキンと聞こえていたというわけです。
それ以降、毎日お店に通い毎日チーズバーガーをオーダー、毎日チキンバーガーを食べる日が続きました。ようやくチーズバーガーが出てきたのは、意地になり始めておよそひと月後。なかなか頑張りました。

今はウォロフ語です。
例えば、座るという単語と調理するという単語。これらはそれぞれ綴りで表すとtoogとtoggになりますが、綴りに違いはあれど、私には同じ発音に聞こえます。
配属先の方が発音してそれぞれ聞かせてくれましたが、2つの単語だけを交互に聴いて違いが分かるレベル。日常生活では、前後の文脈で何となくどちらの単語を話しているか理解できますが、発音や聞き取りが難しいのは変わりありません。

隊員にもよると思いますが、上記チーズバーガー事件の例の通り、発音と聞き取りが苦手な私にはとても難しく感じています。
同時に、自分の聞こえている通りに発音をしても通じない歯痒さも感じています。

ご近所付き合いやスーパーでのやり取りに関しては、ほぼ問題ない程度には語学力が向上している一方で、思うように言語を使えず悩む事も多いです。それでも、ウォロフ語で話をしている時の相手の嬉しそうな顔を見ると頑張ろうという気持ちになります。

いつか流暢に使えるようになり、ウォロフ語を話している事が普通だと思ってもらえるその時まで、少しずつ身に付けていきます。

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