2020/03/16 Mon
生活
インドといえばスパイス
日々の食生活に欠かせないもの、それはスパイス!
皆さんがイメージする通り、インドでの自炊生活にスパイスは欠かせません。
どの家庭のキッチンにも、このような「スパイスボックス」があり、中身の小容器に色んな種類のスパイスを入れて保管し、毎日おかずの味付けに使います。
写真は私のキッチンのスパイスボックスです。
右上から時計回りに、
・ターメリック(ウコン)パウダー…右上の黄色いもの
・ガラムマサラ(※ミックススパイス)
・コリアンダー(パクチー)シードパウダー
・クミンシード
・塩
・フェヌグリークシード
を入れています。全て毎回の料理で使っています。
※ミックススパイスの「ガラムマサラ」は色んな香辛料を粉末状にしてミックスしたもので、入っている香辛料は、黒胡椒やクミンシード、生姜、黒カルダモン、ベイリーフ(ローリエ)、シナモン、コリアンダーシード、グリーンカルダモン、ヒハツ(胡椒に似たもの)、ナツメグ(ニクズクの種子)、メース(ニクズクの種子を覆う仮種皮)、フェンネルなどです。
なくなってきたら継ぎ足して、また継ぎ足して…を繰り返しています。
毎日使うものなので、ターメリックが塩に混ざったりして生活感が出ていますね~。
最初に香辛料を詰めた時は、こんなに綺麗でした!
黄褐色のグラデーションが美しくてたまらない…。
これを見て、ひとりで「はぁ~~」と美しさに感動してため息をつきながら、パシャパシャと写真を撮ったことが懐かしい…。
「スパイスボックス」はこんな感じで、小さい容器とスプーンがセットされた状態で店に売っています。
私は299ルピー(450円)で買いました。
これよりも小容器の数が多いスパイスボックスや、逆に少ないスパイスボックスも売っていましたが、「そんなに大きくなくて良いけど6種類くらいは香辛料入れたいから、中くらいのサイズでいっかな~」と思い、このサイズを購入して使っています。
香辛料を購入するのは、こんな感じの近所のスパイス屋さんや小売店。
(横に立っている女性は、私の買い物に付き合ってくれている仲良い同僚です)
コリアンダーシードやクミンシード、フェヌグリーク、ターメリックなどの香辛料に加えて、豆類やレーズン、アーモンド、ピスタチオも売っていました。
店主のおじさんに「これと、これと、あとコリアンダーも」と欲しいスパイスを伝えると、新聞紙や紙の袋に包んで、不織布の袋にまとめて入れて渡してくれます。
ちなみに、私の住んでいるところでは買い物袋として、野菜や果物を買う時もこのように新聞紙や何かの裏紙、不織布の袋が使われています。
コリアンダーシードとクミンシード、フェヌグリークをそれぞれ200g買って、合計80ルピー(120円)。
ただ、ターメリックだけはこの店ではパウダー状のものが売っていなくて、家ですりつぶす必要がある形でしか売っていなかったので、別の小売店に行って買いました。
パウダー状のターメリック、27ルピー(40円)なり。
小売店では、ついでにガラムマサラ(ミックススパイス)も購入。74ルピー(110円)でした。
最後に、私だけではなくて近所の知り合い宅のスパイスボックスも見せてもらいましょう!
これは近所の同僚。赤いものはレッドチリパウダー(赤唐辛子の粉末)です。
また別のお宅はこんな感じ。
こちらの同僚宅はこんな感じ。どこのお宅でも、入ってるスパイスは同じ感じですね。
よく、「インド料理ってスパイスたくさん使ってるから辛いんでしょ」と言われますが、そんなことないですよ。
確かに赤唐辛子や緑唐辛子などがたくさん入っていると辛味を感じることもありますが、辛いと感じるほどは入っていないことが多いし、入れなければただ美味しいだけです。
それほど辛くない料理を作ることが多いのは、私が住んでいる場所の土地柄なんでしょうね。
もう、ただただ旨い!任地の食事の味付け、大好きです。
時々、赤唐辛子が効いた料理に外食先で出合うこともありますが、そういう時は必ず、一緒にいるインド人の同僚も「これちょっと辛くない?」と言ってきます。
わたしだけが「辛い」と言っている状況には出くわしたことがないので、辛さに対する耐性は、私も周囲の人も同じくらいなのかななんて思って過ごしています。
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