2020/03/10 Tue
生活
ガス事情
今ではすっかり慣れましたが、インドで暮らし始めてから驚いたことがあります。
それは、キッチンのコンロに火を点けるために「ガスボンベ」を使うこと!
わたしの住んでいる場所では、ガス導管が引かれていないので、こういったボンベに充填されたプロパンガスを購入し、キッチンで使っています。
私の家だけではなく、どこの家庭をみても、こういったガスボンベを使用していますね。
ガスボンベからコンロまではホースで繋がっていて、ガスボンベを開栓するとガスが送られます。
(暗くて見えにくいですが、キッチン台の下にガスボンベを置いています)
コンロのひねりを回して、着火ライター(火は出ず、パチッと火花を発生させるもの)でカチカチッとすると着火します。
一見、コンロは日本のコンロと同じなので「ひねりを回したら点くのでは?」と思ってしまいそうですが、ひねりを回しただけでは点きません。
ガスが「すぅーっ」と出てくる音が聞こえ、ガスの臭いがしてくるだけです。
着火ライターでカチカチッとすることが必須です。
最初は使い方が分からず、「え、回したら点くんじゃないの?」と言って大家さんに笑われました。
火を点けるためには、まず、日本と同じようにコンロのひねりを回して…
着火ライターでカチカチッとすれば…
こうやって「ボッ!」と火が点きます。
火が点くとき、結構勢いよく火が点くことがあって、最初の方はそれにびびって恐る恐る点けていました。
今ではびびることもなく、慣れた手付きで点けています♪
着火ライターは、こちらでは「ガスライター」という名前で売られていることが多いです。
こんな形をしていて、100ルピー(150円)前後で買えたりします。
後ろ部分を押すと、中で火花が発生するようになっています。
火花は写っていませんが、下から見るとこんな感じです。
私が買ったガスライターは、小さい調理用ナイフとセットで99ルピーでした。
ガスボンベは「シリンダー」と呼ばれていて、事前にガス業者に購入登録をしている人しか買うことが出来ないんですが、大家さんが登録しているので私は大家さん経由で入手しています。
中身のガスが無くなるタイミングは、ある日突然なくなって火が点かなくなったり、火力が弱ってきたりすることで分かります。
火が点かなくなってきたら、大家さんに「ガスが無くなったので新しいの欲しいです」と連絡します。
そうしたら、大家さんが新しいガスボンベをキッチンに運んでくれ、古いガスボンベと交換してくれます。
そして、ちゃんとガスが通るか、コンロのひねりを回してカチカチッと着火させて確かめます。
ガスボンベ代は760ルピー(約1150円)で、大家さんに直接払っています。
ガスボンベ1本で、だいたい5か月くらい持ちますよ。
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